「神奈川臨海鉄道」の版間の差分

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== 歴史 ==
* [[1963年]](昭和38年)
** [[6月1日]] - 設立。本社は川崎区榎町22番地。
** 1963年(昭和38年)1010月19日 - [[地方鉄道法|地方鉄道]]免許取得。
* [[1964年]](昭和39年)
** [[1964年]](昭和39年)[[3月25日]] - 国鉄'''[[川崎貨物駅|塩浜操駅]]開業'''。同時に'''水江線、千鳥線、浮島線開業'''。当初11社の既存専用線と接続。他に[[味の素|味の素株式会社]]川崎工場専用線(同日より塩浜操駅で国鉄線接続)の運転担当開始。国鉄塩浜操駅の業務受託開始。
* 1964年(昭和39年)3月26日 - 3社の新規専用線と接続。
** 1964年(昭和39年)113月26日 - 3社の新規専用線と接続。
** 11月10日 - 同日開業した[[日本鋼管|日本鋼管株式会社]][[JFEスチール東日本製鉄所|京浜製鉄所]]専用鉄道塩池線(塩浜操駅で国鉄線接続)の運転担当開始。
** 1964年(昭和39年)1212月25日 - 本社を川崎区駅前本町1番3号に移転。
* [[1965年]](昭和40年)2
** 2月26日 - 神奈川臨海通運株式会社設立。
** 1965年(昭和40年)77月1日 - 同日開業した国鉄山下埠頭駅と横浜市営公共臨港線の業務受託開始。
* [[1967年]](昭和42年)11月15日 - 倉庫営業開始。当初は野積場での営業。
* [[1968年]](昭和43年)8月23日 - 本牧線の地方鉄道免許取得。
* [[1969年]](昭和44年)7
** 7月1日 - 運賃(国鉄線との[[連絡運輸]])を併算制から通算制に改正。[[営業キロ#換算キロ・擬制キロ・運賃計算キロ|運賃計算キロ]]に擬制キロを導入<ref>『神奈川臨海鉄道30年史』 p.24-25</ref>。
** 1969年(昭和44年)88月10日 - 自社所有の塩浜倉庫竣工。倉庫業に供する。
** 1969年(昭和44年)[[10月1日]] - '''本牧線開業'''。
* [[1970年]](昭和45年)5
** 5月1日 - [[本牧埠頭駅]]の貨物一時保管施設が使用開始。
** 1970年(昭和45年)66月5日 - 本社を川崎区砂子1丁目8番1号に移転。
* [[1973年]](昭和48年)9月1日 - 株式会社神奈川臨海鉄道ツーリスト設立(1989年5月25日株式会社リンカイツーリストに商号変更)。
* [[1975年]](昭和50年)8月4日 - 神奈川臨海鉄道労働組合結成(同年9月7日神奈川臨海鉄道職員協議会結成、1979年7月28日両者統合し神奈川臨海鉄道職員組合結成)<ref>『創業20年のあゆみ』 p.71</ref>。
* [[1979年]](昭和54年)10月1日 - 日本鋼管株式会社京浜製鉄所(川崎区池上町・水江町)への専用線は[[水江町駅]]接続に変更。塩池線は休止(1981年11月27日廃止<ref>『創業20年のあゆみ』 p.21</ref>)。[[奥多摩駅]]・[[大叶駅]]発、同製鉄所向けの石灰石輸送列車は水江線経由に変更。
* [[1986年]](昭和61年)11
** 11月1日 - 国鉄塩浜操駅の[[操車場 (鉄道)|ヤード]]作業廃止。構内入換など同駅の業務量が激減。
** 1986年(昭和61年)1212月12日 - 蒸気機関車C56 139号機を保存車として国鉄から購入<ref name=C56buy>『神奈川臨海鉄道30年史』 p.176</ref>。
* [[1987年]](昭和62年)2
** 2月28日 - 旧・山下埠頭駅(1986年11月1日駅廃止、以後は[[東高島駅]]構外側線)が最終的廃止。
** 1987年(昭和62年)44月6日 - [[横浜本牧駅|本牧操駅]]に輸入麦芽積み込み設備が完成。国鉄山下埠頭駅の廃止代替施設。[[麒麟麦酒|麒麟麦酒株式会社]]向けの麦芽輸送開始<ref>『神奈川臨海鉄道30年史』 P.80-81</ref>。
* [[1988年]](昭和63年)3月13日 - 日本鋼管株式会社京浜製鉄所専用線が廃止。石灰石輸送の廃止により輸送量が激減。
* [[1989年]](平成元年)4
** 4月26日 - 本牧操駅発着の20フィート海上コンテナ輸送開始。
** 1989年(平成元年)1212月31日 - 最後の水江線接続専用線であった[[コスモ石油|コスモ石油株式会社]]川崎油槽所専用線が廃止。
* [[1990年]](平成2年)3月10日 - 塩浜操駅を川崎貨物駅に、本牧操駅を横浜本牧駅に改称。
* [[1995年]](平成7年)10月6日 - 梶ヶ谷貨物ターミナル駅発、[[末広町駅 (神奈川県)|末広町駅]]着の一般廃棄物輸送開始。
* [[1997年]](平成9年)3月31日 - 味の素株式会社川崎事業所専用線が廃止。
* [[1998年]](平成10年)2
** 2月1日 - 横浜本牧駅発の麦芽輸送が廃止<ref>『創業40年を迎えて』 p.135</ref>。
** 1998年(平成10年)33月23日 - 横浜本牧駅発着の40フィート海上コンテナ輸送開始。
** 1998年(平成10年)1212月22日 - 初の自社施工全般検査となったDD5517号機が検査竣工。
* [[2000年]](平成12年)2
** 2月1日 - 横浜本牧駅構内に[[保税地域|保税蔵置場]]を設置。日本の鉄道駅構内としては初。
** 2000年(平成12年)44月1日 - 神奈川臨海通運株式会社の倉庫業を移管、直営化。
* [[2002年]](平成14年)8月1日 - ウェブサイト開設<ref>『創業40年を迎えて』 p.138</ref>。
* [[2005年]](平成17年)8月 - 本牧線開業以来続いてきた国際埠頭株式会社専用線発の工業塩輸送が廃止。横浜本牧駅構外側線の使用休止。
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| 2006年8月14日 ||
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保有車両は全車が[[ディーゼル機関車]]で、開業以来すべて新製車で賄っている。2013年現在は2形式が在籍する。
 
車体塗色は、当初は赤茶色をベースにクリーム色の太い横帯を配したものであった。1992年新製のDD5518号機より青地にクリーム色の新塗装を採用し、既存車については後述する自社全検施工時に同じ塗装に改められ<ref>『神奈川臨海鉄道30年史』 p.87</ref>、旧塗装は2005年までに全廃された。DD60形はDD55形とはやや異なる塗装となっている。
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: DD55形初期車の老朽取替用として導入が始まった新型機。4動軸 (B-B)、自重 60 t、定格出力 1,120 PS、日本車輌製造製。
 
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ファイル:Kanagawa rinkai railway DD5518.JPG|DD5518形ディーゼル機関車。
ファイル:Kanagawa rinkai railway DD602.JPG|DD602形ディーゼル機関車。
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=== 譲渡車 ===
廃車後、社外に譲渡されたディーゼル機関車は以下の通り。
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廃校になった[[中央鉄道学園]]で[[静態保存]]されていた[[国鉄C56形蒸気機関車]]の'''C56 139'''号機を1986年12月12日に国鉄から購入し<ref name=C56buy/>、横浜本牧駅の機関車庫内<ref name=C56Hommoku>『創業40年を迎えて』 p.53</ref>で静態保存している。地元のボランティアによって清掃・整備が続けられ、美しい状態が保たれているという<ref name=C56Hommoku/>。非公開での保存だが、2013年5月26日の神奈川臨海鉄道創立50年イベントにおいて公開され、ディーゼル機関車による牽引運転の際には、煙の演出を行い、午前と午後の2回に分けて横浜本牧駅構内を往復運転した。
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ファイル:Kanagawa rinkai railway DD5518.JPG|DD5518形ディーゼル機関車。
ファイル:Kanagawa rinkai railway DD602.JPG|DD602形ディーゼル機関車。
ファイル:C56 139.JPG|神奈川臨海鉄道創立50年イベントにおいて公開されたC56 139号機、煙の演出を行なって、ディーゼル機関車での牽引運転を開始する直前の写真。
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