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== 人物 ==
* [[西洋語]]の「{{lang|en|philosophy}}」を音訳でなく[[翻訳語]]として「'''哲学'''」という[[言葉]]を創った<ref>「百一新論」[http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10487/3365/1/kana-9-2-0003.pdf](PDF-P6)[http://www.u-shimane.ac.jp/36near/41kenkyu/file/14-15_10_bian.pdf]。「百一新論」は東京の山本覚馬(ヤマモトカクマ)により明治7年3月に出版されたもの([[近代デジタルライブラリー]]で閲覧可能[http://iss.ndl.go.jp/api/openurl?ndl_jpno=40000209])。</ref>ほか、「藝術([[芸術]])」「[[理性]]」「科學([[科学]])」「[[技術]]」など多くの哲学・科学関係の言葉は西の考案した訳語である。だが、これらの[[漢字]]への[[翻訳]]が[[日本語]]を堅苦しいものにし、子供に理解できないものにしてしまったという意見もある<ref>[[高杉一郎]]『児童文学の王国 イギリス』、1977年…「あたたかい人」(みすず書房、2009年)P.154</ref>。しかし西洋人が子供でも[[アルファベット]]のおかげで簡単に哲学を理解できるわけではなく、単純に記述が楽なだけである。漢字熟語のように[[専門家]]以外でも意味を理解できる便利さを彼の創作造語により現代の[[日本人]]は享受している。
* 上記のように漢字の熟語を多数作った一方では[[国語国字問題|かな漢字廃止]]論を唱え、明治7年([[1874年]])、『[[明六雑誌]]』創刊号に、『[[洋字ヲ以テ国語ヲ書スルノ論]]』を掲載した。
* 著書に『[[百学連環]]』、『[[百一新論]]』、『致知啓蒙』など。