「ガンガゼ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
25行目:
 
長い[[毒毛#毒棘|毒棘]]の周辺には多くの魚やエビが[[共生]]しているのが見られる。魚では[[ヘコアユ]] ''Aeoliscus strigatus''、ヒカリイシモチ ''Siphamia versicolor''、ハシナガウバウオ ''Diademichthys lineatus'' など、エビでは[[テナガエビ科]]のガンガゼカクレエビ(ガンガゼエビ)''Stegopontonia commensalis'' などが挙げられる。
== 近縁種 ==
[[画像:Sea urchins DSC00593.JPG|thumb|240px|サンゴ礁の海底で集団を作るガンガゼの仲間。[[マダガスカル]]にて]]
日本本土では'''アオスジガンガゼ''' ''D. savignyi'' (Audouin, 1829) がある。全体によく似ているが、肛門周辺が黒いことで区別出来る。殻表面に光って見える五本の青い筋が目立つのが名前の由来であるが、それが見られないものもあり、逆にガンガゼにそれがある例もある。今後分類の再検討も考えられる。本種に交じって見られるが少ない。
 
別属の[[ガンガゼモドキ属]] {{Snamei||Echinothrix}} は、ガンガゼ属のものが殻全体の棘の太さにさほど差がないのに対して、間歩帯の棘が明らかに細いことで区別される。[[ガンガゼモドキ]] {{Sname||Echinothrix diadema}} Linnaeus, 1758 や[[トックリガンガゼモドキ]] {{Snamei||Echinothrix calamaris}} Pallas, 1774 は棘に白い横縞模様が入るものが多い。
 
== 参考文献 ==
*岡田要,『新日本動物図鑑』,1976,図鑑の北隆館