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『'''レオノーレ'''』'''序曲第1番
==概要==
ベートーヴェンの唯一のオペラ『[[フィデリオ]]』は、最初『レオノーレ』のタイトルで[[
こうした過程からわかるように、序曲も第1稿のために[[レオノーレ序曲第2番|『レオノーレ』序曲第2番]]、第2稿のために[[レオノーレ序曲第3番|『レオノーレ』序曲第3番]]、第3稿のために『フィデリオ』序曲が作曲されている。この『レオノーレ』序曲第1番は[[1807年]]、[[プラハ]]での上演が計画された際に作曲されたものであったが、最終的にこの計画は
主題や動機において、第2番や第3番との関連は薄い。番号付きの『レオノーレ』序曲としては最後に書かれた力作であり
==編成==
▲:[[フルート]]2、[[オーボエ]]2、[[クラリネット]]2、[[ファゴット]]2
==構成==
[[ハ長調]]、序奏をもつ変則的な[[ソナタ形式]]。演奏時間は約10分。
4/4拍子、アンダンテ・コン・モートの動きの細かい序奏に続いて、2/2拍子、アレグロ・コン・ブリオの主部に入り、付点リズムを強調した快活な第一主題になだらかな第二主題が続く。展開部にあたる部分には、オペラ中のアリア「人生の春の日に」(第2、第3番でも用いられている)をもとにした3/4拍子、[[変ホ長調]]のアダージョが置かれる。型通りの再現部と第一主題を扱ったコーダが続くが、コーダ冒頭のクレッシェンドには[[ジョアッキーノ・ロッシーニ]]の影響を認めることができる。
{{ベートーヴェンの序曲}}
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