「ヘラクレスの青年時代」の版間の差分

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==概要==
詳細な作曲の動機については不明だが、古代ギリシャ神話における[[ヘラクレス]]をテーマとして[[1877年]]に作曲され、1月のごく短期間で完成させている。初演は同年[[1月28日]]に、[[シャトレ座]]において[[エドゥアール・コロンヌ]]の指揮で行われた。サン=サーンスの交響詩の中でも特に大きな規模を持つ。
 
サン=サーンスは出版社に宛てた手紙の中で、それまでに作曲した交響詩について論評しており、『[[死の舞踏 (サン=サーンス)|死の舞踏]]』は「死の恐怖とアイロニー」、『[[オンファールの糸車]]』は「誘惑」、『[[ファエトン (交響詩)|ファエトン]]』は「誇り」、『ヘラクレスの青年時代』は「英雄主義と性的な快楽との煩悩(はんのう)」が表現されていると自ら評している。また、[[オペラ]]『[[サムソンとデリラ (オペラ)|サムソンとデリラ]]』と並行して作曲しており、両作品には共通性が見られる。