「シアン化物」の版間の差分

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他に[[医療]]の分野ではシアン化物([[シアン化カリウム|青酸カリ]]など)中毒の解毒剤としてシアンを一旦[[メトヘモグロビン]]に結合させ徐々に解毒するために、[[チオ硫酸ナトリウム]]水溶液の連続[[静脈]][[注射]]と[[亜硝酸]]化合物を併用する。この際、チオ硫酸ナトリウムはシアン化物を[[チオシアン酸|チオシアン化物]]へ変化させる。チオシアン酸も毒性を持つがシアンよりも弱い。亜硝酸塩は血液中のヘモグロビンと反応してメトヘモグロビンとなる。メトヘモグロビンは[[ヘム]]鉄や[[チトクローム]]の鉄よりもシアンと強く結合するのでシアンの中毒症状の発現を遅らせる働きがある。
 
== 鉱物の存在 ==
[[鉱物]]としてシアン化物が存在するのは非常に珍しい。[[ヨアネウム石]] (Joanneumite・Cu(C<sub>3</sub>N<sub>3</sub>O<sub>3</sub>H<sub>2</sub>)<sub>2</sub>(NH<sub>3</sub>)<sub>2</sub>) が、知られている唯一のシアン化物の化学組成を持つ鉱物である<ref>[http://www.mindat.org/min-42755.html Joanneumite ''mindat.rog'']</ref>。
 
== 備考 ==
{{要出典範囲|体質によってシアン化物の特性の臭いを嗅ぎ分けられる人がいる。|date=2013年6月}}
 
== 関連項目 ==