「御先祖様万々歳!」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
6行目:
舞台[[演劇]]のような演出を[[アニメ]]に持ち込み、登場人物が過剰なまでに饒舌な台詞を話す。「[[立ち食いそば・うどん店|立喰いそば]]」、「[[犬]]」、「[[大洗町|大洗]]海水浴場」といった、他の押井作品で見られる題材やネタも随所に含まれる。
 
また[[南家こうじ]]が担当したオープニングアニメーションは、エフェクト作画と[[セルアニメ]]の撮影技術を最大限に利用した独特なものであり、当時としてはかなり衝撃的なものとなっている。
 
[[1990年]]に本作を90分に再構成・再編集したヴァージョンが、『MAROKO 麿子』というタイトルで劇場公開された。すべて犬丸の視点で描かれているため、OVAとは違った視点で楽しめるものの、犬丸不在で麿子の正体に迫るクライマックスがばっさり省略されており、押井自身もOVAの方がずっと面白いと認めている<ref>別冊宝島 「押井守ワークス スカイ・クロラ」より。</ref>。
14行目:
本作で、[[うつのみや理]]が[[レイアウト]]と[[作画監督]]のデビューを飾っている。
 
[[19901994]]7月入ってから[[NHK衛星第2テレビジョン|NHK-BS2]]でオンエの「夏休みされたが、毎回放送終了後に案内役ニメ特選」で声優の[[林原めぐみ]]が絶句を案内役に毎日1話ずつ放送された。かし事前に放送が予定されていままコメント最終話は、当日詰まって事前に説明もなく別作品(スノーマン)に差し替えとなった。
 
また、放送が予定されていた最終話が当日になって事前に説明も無く別作品(スノーマン)に差し替えとなった。
 
その件の問い合わせに対して、[[日本放送協会|NHK]]は[[フィルム]]に異常があったためと説明したとされるが、本作は途中から[[ビデオマスター]]しか制作されておらず、[[フィルム]]に異常があることはありえない。放送を決めておきながら本作第5話で描かれる意外にも過激な展開に驚き、急遽中止にしたのではないかというのが、もっぱら推測される理由である<ref>'''参考文献''' 『ユリイカ 4月号』 第36巻第4号(青土社) ~特集 押井守 映像のイノセンス~ 押井守フィルモグラフィー 藤津亮太 著 より</ref>。
22 ⟶ 20行目:
関西では[[讀賣テレビ放送]]の『[[アニメだいすき!]]』のプログラム内で1993年3月20日に「MAROKO 麿子」が放送されている。同プログラムは、春休み・夏休み・冬休みの学休期間中の昼間にマニアックなOVAやアニメ映画を中心に放送した名物特番枠で、押井守のインタビューを放送する(1988年11月23日放映「鬼才・押井守の世界」)など野心的な企画も行なっていた。
 
なお、2005年3月には[[キッズステーション]]で全話放送された。またその前には「MAROKO 麿子」も放送されている。
 
==ストーリー==