「スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送)」の版間の差分

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'''スカパー!'''(英語名「'''SKY PerfecTV!'''」)は、[[スカパーJSAT]]株式会社が運営する[[日本における衛星放送|衛星基幹放送]](東経110度CSデジタル放送およびBSデジタル放送)の[[有料放送管理事業者|プラットフォーム(有料放送管理サービス)]]である。
 
かつては'''スカイパーフェクTV!2'''(スカイパーフェクティービィー!ツー、'''SKY PerfecTV!2''')、'''スカイパーフェクTV!110'''(スカイパーフェクティービィー!ひゃくじゅう、'''SKY PerfecTV!110''')、'''e2 by スカパー!'''(イーツー バイ スカパー!、'''e2 by SKY PerfecTV!''')、'''スカパー!e2'''(スカパー!イーツー、'''SKY PerfecTV! e2''')を名乗っていた。
 
2012年10月1日、名称を「'''スカパー!'''」に変更。
 
== 概要 ==
{{seealsoSeealso|スカパー!プレミアムサービス}}
基本的にはスカパーJSATが並行して展開しているスカパー!プレミアムサービス(以下、プレミアムサービス)と同様に、[[委託放送事業者|衛星基幹放送事業者]]が放送している各種テレビ放送[[専門チャンネル]]を配信するサービスである。同サービスとの違いは、放送に使用している[[通信衛星]]<ref>スカパー!(旧:スカパー!e2)用の衛星は[[経度|東経]]110度、プレミアムサービス用の衛星は東経124・128度の地点に打ち上げられている。</ref>とチャンネルのラインナップ程度であり、旧:スカパー(現在のプレミアムサービス)から派生したサービスと考えても差し支えない([[#スカパー!との相違点|厳密な相違点]]については後述)。
 
以前の名称であった'''e2'''は「'''e'''asy '''e'''ntry」(手軽に加入できる)と「'''e'''asy '''e'''ntertainment」(手軽に楽しめる)という2つの意味を持っていた<ref><!-- http://web.archive.org/web/20070327174421/http://skycom.skyperfectv.co.jp/Files/Filer/PR2006/061214e2.pdf -->[http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/1136/061214_SP_110.pdf 110度CSデジタル放送「スカパー!110!110」のサービス名称変更について  ~2007年2月1日から「e2e2 byby スカパー!」に名称変更~(33KB)] (2006(2006.12.14 [[スカイパーフェクト・コミュニケーションズ]])</ref>。また、「2」は当初のサービス名であるスカイパーフェクTV!2(スカパー2)からの名残でもある。
基本的にはスカパーJSATが並行して展開している『スカパー!プレミアムサービス』(以下、プレミアムサービス)と同様に、[[委託放送事業者|衛星基幹放送事業者]]が放送している各種テレビ放送[[専門チャンネル]]を配信するサービスである。同サービスとの違いは、放送に使用している[[通信衛星]]<ref>『スカパー!(旧:スカパー!e2)』用の衛星は[[経度|東経]]110度、『プレミアムサービス』用の衛星は東経124・128度の地点に打ち上げられている。</ref>とチャンネルのラインナップ程度であり、『旧:スカパー(現在のプレミアムサービス)』から派生したサービスと考えても差し支えない([[#スカパー!との相違点|厳密な相違点]]については後述)。
 
以前の名称であった『'''e2'''』は「'''e'''asy '''e'''ntry」(手軽に加入できる)と「'''e'''asy '''e'''ntertainment」(手軽に楽しめる)という2つの意味を持っていた<ref><!-- http://web.archive.org/web/20070327174421/http://skycom.skyperfectv.co.jp/Files/Filer/PR2006/061214e2.pdf -->[http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/1136/061214_SP_110.pdf 110度CSデジタル放送「スカパー!110」のサービス名称変更について ~2007年2月1日から「e2 by スカパー!」に名称変更~(33KB)] (2006.12.14 [[スカイパーフェクト・コミュニケーションズ]])</ref>。また、「2」は当初のサービス名である『スカイパーフェクTV!2』(スカパー2)からの名残でもある。
 
[[2011年]][[10月1日]]からは、一部のチャンネルが[[日本における衛星放送#CSデジタル放送|CS放送]]から[[日本における衛星放送|BSデジタル放送]]に移り、最大のアピールポイントとなっている。
 
プレミアムサービスと同様に、基本的に毎月第1日曜日午前4時から次の日の午前4時までの24時間「'''スカパー!無料の日'''」<ref>[[2013年]]3月までは「'''スカパー!大開放デー'''」だった。</ref>と称した一斉無料放送を行っている。さらに第1日曜日を含む10日間の無料開放日を年に1-2回程度設けており、これらはCS/BSデジタルチューナー(内蔵機器を含む)とアンテナを設置すれば申し込み不要で無料視聴することができる。ただし無料開放しない番組やチャンネルも一部ある。
ケーブルテレビでは後述の[[#パススルー配信を実施しているケーブルテレビ局|パススルー配信を実施するケーブルテレビ局]]に挙げた局以外でも[[パススルー]]を採用している局によっては一部のチャンネルでそれを受信できる場合があるが、ほとんどはCSからの再配信となるケースも多いため、無料放送中であっても視聴できないチャンネルがある。
 
これとは別に、受信機に挿入されている[[B-CAS|B-CASカード]]1枚につき1回限り「2週間お試し体験」<ref>[[2012年]]9月までは「'''16日間無料体験サービス'''」だった。</ref>を申し込むことができる。
 
さらに一部の古いカードを除く、新品のB-CASカードなら初めてスカパー!のチャンネルに合わせるかスカパー!のチャンネル設定等をした時点から約一週間に限り、一度だけ申し込み不要で大部分の有料チャンネルを無料視聴できる。これはWOWOWも同様である。ただし、「2週間お試し体験」を促すメッセージが表示される(対象のカードでは2週間お試し体験をしていないと「無料の日」にも表示される)。この情報はスカパー!公式HPには記載されていない。なおプレミアムサービスのICカードには適用されない。
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== チャンネル一覧 ==
 
=== ハイビジョン放送 ===
{| class="wikitable" style="font-size:small"
!ネットワーク!!チャンネル<br>番号!!放送局!!ハイビジョン放送<br>開始日!!備考
|-
|rowspan="14"|BSデジタル||200([[リモコンキーID|ID]]:10)||[[スター・チャンネル|スター・チャンネル1]]||[[2004年]][[9月1日]]<ref>[[2007年]][[12月1日]]より、BSデジタル放送に移行(スター・チャンネル)</ref>||旧:スター・チャンネル ハイビジョン
|-
|201||[[スター・チャンネル|スター・チャンネル2]]||rowspan="8"|[[2011年]][[10月1日]]||rowspan="9"|&nbsp;
|-
|202||[[スター・チャンネル|スター・チャンネル3]]
|-
|234||[[グリーンチャンネル]]
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|242||[[J SPORTS|J SPORTS 1]]
|-
|243||[[J SPORTS|J SPORTS 2]]
|-
|244||[[J SPORTS|J SPORTS 3]]||[[2012年]][[3月1日]]
|-
|245||[[J SPORTS|J SPORTS 4]]||[[2007年]][[7月1日]]<ref>[[2012年]][[3月1日]]より、BSデジタル放送に移行(J SPORTS)</ref>||旧:J sports Plus(ハイビジョン)
|-
|251||[[釣りビジョン|BS釣りビジョン]]||rowspan="2"|2012年3月1日||rowspan="2"|
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|255||[[日本映画専門チャンネル|BS日本映画専門チャンネル]]||2007年9月1日<ref>2012年3月1日より、BSデジタル放送に移行(日本映画専門チャンネル)</ref>||旧:日本映画専門チャンネルHD
|-
|rowspan="6"|CS1ネットワーク||055||[[ショップチャンネル]]||2007年[[4月1日]]<ref>2007年までは当時のe2 by スカパー!をプラットフォームにしていたが、[[2008年]][[1月1日]]から[[2012年]][[3月31日]]まではプラットフォームに依存せず、[[SCサテライト放送]]が単独で放送を行っていた(ショップチャンネル)</ref>||2012年4月1日より、現在のスカパー!にて放送再開。
|-
|296||[[TBSチャンネル|TBSチャンネル1]]||rowspan="3"|2012年7月1日||旧:TBSチャンネルHD
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|298||[[テレ朝チャンネル|テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ]]||旧:テレ朝チャンネルHD
|-
|299||[[テレ朝チャンネル|テレ朝チャンネル2 ニュース・スポーツ]]||旧:[[朝日ニュースター|朝日ニュースターHD]]
|-
|800||[[スカチャン|スカチャン0]]<ref>一部の番組を除きプレミアムサービスの「'''スカチャン0'''」とのサイマル放送(スカチャン0)</ref>||[[2006年]][[5月9日]]||rowspan="211"|&nbsp;
|-
|801||[[スカチャン|スカチャン1]]<ref>一部の番組を除きプレミアムサービスの「'''スカチャン1'''」とのサイマル放送(スカチャン1)</ref>||2010年9月1日
|-
|rowspan="15"|CS2ネットワーク||240||[[ムービープラス|ムービープラスHD]]||[[2008年]][[4月22日||rowspan="9"|]]
|-
|250||[[スカイ・エー|スカイ・A sports+]]||rowspan="2"|2012年[[12月1日]]
|-
|254||[[GAORA|GAORA]]
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|257||[[日テレG+|日テレG+ HD]]||2010年3月1日
|-
|262||[[ゴルフネットワーク|ゴルフネットワークHD]]||2010年[[6月1日]]
|-
|292||[[時代劇専門チャンネル|時代劇専門チャンネルHD]]||rowspan="2"|2012年7月1日
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|293||[[ファミリー劇場|ファミリー劇場HD]]
|-
|307||[[フジテレビONE|フジテレビONE スポーツ・バラエティ]]||rowspan="2"|2012年[[9月28日]]
|-
|308||[[フジテレビTWO|フジテレビTWO ドラマ・アニメ]]
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|310||[[スーパー!ドラマTV|スーパー!ドラマTV HD]]||2012年7月1日||
|-
|314||[[LaLa TV|女性チャンネル♪LaLa TV(HD)]]||2008年[[4月22日]]||旧:LaLa HD
|-
|323||[[MTVジャパン|MTV HD]]||2012年12月1日||rowspan="2"|&nbsp;
|-
|325||[[MUSIC ON! TV|MUSIC ON! TV(エムオン!)HD]]||2012年9月1日
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=== 16:9SD放送 ===
* 以下のチャンネルでは、プレミアムサービス(旧・スカパー!HD)または、ケーブルテレビ局でのハイビジョン放送開始に合わせ、スカパー!ではハイビジョン放送を行わないものの[[画面アスペクト比|画面比]]16:9の[[画角情報 (テレビ放送)|画角情報]]を付与し、標準画質ながらフルサイズでの放送を行っている。
 
{| class="wikitable" style="font-size:small"
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|BSデジタル||256||[[ディズニー・チャンネル]]||2012年3月1日||BSでは唯一、標準画質(SD)放送のチャンネルである。
|-
|rowspan="6"|CS1ネットワーク||218||[[東映チャンネル]]||2012年8月1日||rowspan="3"|&nbsp;
|-
|219||[[衛星劇場]]||2012年10月1日
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|339||[[ディズニージュニア]]||2012年10月1日||プレミアムサービスも標準画質チャンネルである。
|-
|802||[[スカチャン|スカチャン2]]||rowspan="2"|2013年[[1月22日]]||rowspan="2"|&nbsp;
|-
|805||[[スカチャン|スカチャン3]]
|-
|rowspan="25"|CS2ネットワーク||100||[[スカパー!プロモ100]]||2012年[[9月29日]]||旧:e2プロモ
|-
|161||[[QVC|QVC(キュー・ヴィー・シー)]]||2012年[[4月2日]]||受信テスト指定チャンネル。
|-
|223||[[チャンネルNECO]]||2012年10月1日||rowspan="2"|&nbsp;
|-
|227||[[ザ・シネマ]]||2010年[[6月28日]]
|-
|290||[[TAKARAZUKA SKY STAGE]]||2010年[[7月22日]]||スカパー!のみの放送となっている。<ref>スカパー!プレミアムサービス([[スカパー!プレミアムサービス光]]を含む)では放送されていない(TAKARAZUKA SKY STAGE)</ref>
|-
|294||[[ホームドラマチャンネル]]||2010年[[9月17日]]||
|-
|297||[[TBSチャンネル|TBSチャンネル2]]||2012年10月1日||プレミアムサービスも標準画質チャンネルである。
|-
|300||[[日テレプラス]]||2011年[[3月29日]]||
|-
|305||[[チャンネル銀河]]||2010年[[1月27日]]||プレミアムサービスも標準画質チャンネルである。
|-
|311||[[AXN|AXN 海外ドラマ]]||2011年[[1月25日]]||rowspan="16"|&nbsp;
|-
|312||[[FOXチャンネル|FOX]]||2013年[[3月26日]]
|-
|321||[[100%ヒッツ!スペースシャワーTVプラス|100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラス]]||2012年4月1日
|-
|322||[[スペースシャワーTV]]||2010年[[1月31日]]
|-
|329||[[歌謡ポップスチャンネル]]||2012年10月1日
|-
|331||[[カートゥーン ネットワーク]]||2012年[[6月18日]]
|-
|333||[[アニメシアターX|アニメシアターX(AT-X)]]||2010年[[1月27日]]
|-
|340||[[ディスカバリーチャンネル]]||2012年[[9月29日]]
|-
|341||[[アニマルプラネット]]||2012年2月1日
|-
|342||[[ヒストリーチャンネル|ヒストリーチャンネル&trade;]]||2010年[[6月28日]]
|-
|343||[[ナショナルジオグラフィックチャンネル|ナショナル ジオグラフィック チャンネル]]||2013年4月2日
|-
|351||[[TBSニュースバード]]||2009年[[9月21日]]
|-
|353||[[BBCワールドニュース]]||2012年3月1日
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|-
|CS2ネットワーク||229||[[FOXムービー|FOXムービー プレミアム]]||
|-
|}
 
=== 備考 ===
* 実質1つの通信衛星「N-SAT-110」を中心に送信していること(放送衛星も使用しているが放送チャンネルは限られる)、 1種類(右旋円)のみの[[偏波]]を使用しているなど物理的な制約があり、2つの衛星でそれぞれ2種類(垂直・水平)の偏波を用いているプレミアムサービスよりもチャンネル数が少ない。特にハイビジョン放送は、スカパー!では[[動画圧縮]]方式に[[MPEG-2]]を使用し大幅な帯域を使うため、動画圧縮に[[H.264]]を使用し狭い帯域を有効に使うプレミアムサービスよりもチャンネル数が限られる。
* 全ての受信機器が「コピーワンス」(一部チャンネルは[[2008年]][[7月4日]]から[[ダビング10]]<ref name="Dubbing 10">2009年現在、対応しているのは[[テレ朝チャンネル|テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ&テレ朝チャンネル2 ニュース・スポーツ]]のみ。</ref>)に対応しているため、プレミアムサービスよりも録画・編集などに制限がある([[スカパー!プレミアムサービス#コピー制御|スカパー!の項におけるコピー制御関連の記述]]を参照)。
 
* 2011年10月1日以降に放送開始するBSデジタル放送のうち、スカパーJSATがスター・チャンネル1を除く全チャンネルのプラットフォーム業務を受託している<ref>[http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/1610/110624_sinBSkaisi.pdf スカパー!e2(現・スカパー!)が新しいBSデジタル放送を提供 ~2011年10月よりスカパー!は新たなステージへ~] - スカパーJSAT [[2011年]][[6月24日]]</ref>。
* 全ての受信機器が「コピーワンス」(一部チャンネルは[[2008年]][[7月4日]]から[[ダビング10]]<ref name="Dubbing 10">2009年現在、対応しているのは[[テレ朝チャンネル|テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ&テレ朝チャンネル2 ニュース・スポーツ]]のみ。</ref>)に対応しているため、プレミアムサービスよりも録画・編集などに制限がある([[スカパー!プレミアムサービス#コピー制御|スカパー!の項におけるコピー制御関連の記述]]を参照)。
* ハイビジョン放送は、開始当初からハイビジョン画質のまま[[Blu-ray Disc]]など外部メディアへの保存に対応している<ref>プレミアムサービスでは、2009年8月に[[ソニー]]が対応機種を発売するまで対応する録画機がなかった。</ref>。
* 2011年10月1日以降に放送開始するBSデジタル放送のうち、スカパーJSATが『スター・チャンネル1』を除く全チャンネルのプラットフォーム業務を受託している<ref>[http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/1610/110624_sinBSkaisi.pdf スカパー!e2(現・スカパー!)が新しいBSデジタル放送を提供 ~2011年10月よりスカパー!は新たなステージへ~] - スカパーJSAT 2011年6月24日</ref>。
 
* ハイビジョン放送は、開始当初からハイビジョン画質のまま[[Blu-ray Disc]]など外部メディアへの保存に対応している<ref>『プレミアムサービス』では、2009年8月に[[ソニー]]が対応機種を発売するまで対応する録画機がなかった。</ref>。
 
== 衛星基幹放送事業者一覧 ==
放送中、あるいは過去に放送していたチャンネルは[[スカパー! チャンネル一覧]]を参照。
=== 東経110度CSデジタル放送 ===
==== 旧スカイパーフェクTV!2 ====
右端太字は2008年9月までの受託放送事業者(現在の基幹放送局提供事業者)を示す。現在の基幹放送局提供事業者は[[スカパーJSAT]]。2009年まで、[[アップリンク]]地球局を東京都[[世田谷区]]の[[東北新社]]等々力放送センターとしていたグループ。
 
===== 放送中 =====
* [[インタラクティーヴィ]] '''SCC'''
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==== 旧プラット・ワン ====
右端太字は2008年9月までの受託放送事業者を示す。現在の基幹放送局提供事業者はスカパーJSAT。2009年まで、アップリンク経路が東京都[[品川区]]の小山台送出センターを経て、[[茨城県]][[常陸大宮市]]の宇宙通信(スーパーバード)茨城ネットワーク管制センターの地球局から送信としていたグループ
2009年まで、アップリンク経路が東京都[[品川区]]の小山台送出センターを経て、[[茨城県]][[常陸大宮市]]の宇宙通信(スーパーバード)茨城ネットワーク管制センターの地球局から送信としていたグループ。
 
===== 放送中 =====
* [[SCサテライト放送]] '''SCC'''(2012年4月1日よりe2(現・スカパー!)に編入)
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東経110度CSのうち、空白となっていた帯域を使用する委託放送事業者の募集の結果、キッズステーションが選ばれ、ハイビジョン放送を開始している。
 
===== 放送中 =====
* [[囲碁・将棋チャンネル|囲碁将棋チャンネル]](スカパー!では新規、[[WOWOWデジタルプラス]]のプラットフォームにてメガポート放送より放送の実績あり)
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=== BSデジタル放送 ===
基幹放送局提供事業者は[[放送衛星システム]]。アップリンク主局は東京都[[渋谷区]]の[[NHK放送センター]]、副局は[[埼玉県]][[久喜市]]の[[NHK菖蒲久喜ラジオ放送所]]の各施設内にある。
 
==== 放送中 ====
* [[アニマックス|アニマックスブロードキャスト・ジャパン]]
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* [[偏波]]の切り替えをチューナー側で行うため、1つのアンテナに対するチューナーの接続台数に制限があるプレミアムサービスに対し、偏波の切り替えが必要ないスカパー!では1つのアンテナに対しチューナーやテレビの複数台接続が可能である。これにより、集合住宅や共聴施設での設置が容易である。
* プレミアムサービスでは放送規格に[[デジタルビデオブロードキャスティング|DVB]]を採用しているのに対し、スカパー!は東経110度CS放送、BSデジタル放送ともに[[ISDB]]を採用している。
* [[画角情報 (テレビ放送)|画角情報]]の送出が可能で、[[画面アスペクト比|画面比]]16:9の番組をそのまま引き伸ばして放送できる<ref>スカパー!の一部の番組でも[[スクイーズ|スクイーズ信号]]を付加した放送を実施していたが、一部のチューナーが非対応だったため、現在は一部を除き[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]を付加して対応している(ワイドサイズの受信機で視聴すると[[額縁放送]]となる)。</ref>。
* 日本語による[[文字多重放送|字幕放送]]信号の送出が可能(プレミアムサービスでも実施。ただし、プレミアムサービス(標準画質)』)」では不可)。一方、英語の[[クローズドキャプション]]機能には未対応で、[[文字多重放送]]に英文を載せる形式を採っている。
{{右|[[Image:B-CAS CARD 3.JPG|thumb|right|150px|BS 110度CS 地上デジタル共用B-CASカード]]}}
* プレミアムサービスに加盟している衛星一般放送事業者は、[[限定受信システム]]としてスカパーJSATが独自に発行しているスカパー!ICカードを用いているが、スカパー!では[[ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ]]が管理する[[B-CAS|B-CASカード]]を用いる。
** 上記の通り、衛星の位置や放送規格及び[[チューナー]](および受信機)と[[アンテナ]]が東経110度CS放送とBSデジタル放送で共通化されているので、衛星受信用アンテナを複数設置しなくてもスカパー!のチャンネルをある程度視聴できる点が強みとなっている。
** [[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタルテレビ]]への移行に合わせ、受信機には地上波に加えBSデジタル・東経110度CS放送用のチューナーが付随しているものも増えており、この場合は東経110度CS放送対応のBSアンテナを別に設置すれば受信ができる。
* 契約条件には「'''必ず、1つ以上のチャンネル、パック・セットの契約が必要'''」で、基本料だけで契約を継続することはできない(プレミアムサービスは[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]サービスがあるため、この条件はない)。
* スカパー!にあるPPV放送は、開始以来行われていない<ref>旧プラット・ワン時代には行われていた(2011年10月、有料放送視聴契約約款からもPPVに関する事項が削除された)。その振り替えとして、[[ペイ・パー・ビュー|ペイ・パー・シリーズ]]という形式による配信が行われたケースもある(例 - [[2007年]][[12月31日]]の『[[やれんのか! 大晦日! 2007]]』)。</ref>。また、[[アダルト]]・[[パチンコ]]・[[外国語]]放送・[[教育]]<ref>BSデジタル放送で放送している[[放送大学]]は、スカパー!に属していない。</ref>・[[株式]]といった視聴者が著しく限定されるジャンルのチャンネルや、[[デジタルラジオ|音声のみのチャンネル]]もない<ref>旧プラット・ワン時代にはサウンドテリアという音声チャンネルがあった。</ref>。なお、開始当初は[[公営競技]]や[[釣り]]、[[囲碁]]・[[将棋]]専門のチャンネルもなかったが、現在は存在する([[グリーンチャンネル]]、[[釣りビジョン|BS釣りビジョン]]、[[囲碁・将棋チャンネル]])。また、深夜にアダルト番組を放送する[[東映チャンネル]]と[[衛星劇場]]は当該時間帯に放送を休止する。(※但し、衛星劇場に関してはR-15指定(※15(15歳未満は視聴不可)のピンク映画に差し替えて放送している為。実際に放送を休止しているのは、東映チャンネルのみである)。
 
== 受信上の注意 ==
303 ⟶ 293行目:
!BS・東経110度CS<br/><span style="font-size:90%">(右旋[[偏光|円偏波]])</span>アンテナ<br/><span style="font-size:90%">現行品</span>
|<span style="font-size:90%">BS-1 - BS-23ch<br/>ND2 - ND24ch<br/>'''11.7 - 12.75GHz'''</span>||<span style="font-size:90%">BS-IF(デジタル)・CS-IF<br/>'''1,032 - 2,072MHz'''</span>
|-
|}
* スカパー!放送開始以前に販売されたBSアンテナの場合、コンバーターの周波数([[日本における衛星放送#BS-IF/CS-IF|CS-IF]])帯域が不足し受信できないと、アンテナの交換が必要となることが多い(右表を参照)。運営するスカパーJSATでは、[[QVC]](Ch.CS161)<ref>2番目に周波数が高い[[トランスポンダ]](物理チャンネルND22ch)を使用しており、アンテナや配線が帯域に対応しているかを確認するのに適している。</ref><ref>2012年3月より。それ以前は同周波数の無料放送チャンネル[[シー・ティ・ビー・エス|C-TBSウェルカムチャンネル]]を指定していたが、同月末で放送を終了した。</ref>が受信できることを確認してから加入申込みをするよう呼びかけている。
* 一部の同軸ケーブルや[[分配器]]などにはe2のCS-IF帯域に非対応のものがあるため、e2放送以前から設置しているBSアンテナを使って受信しようと考えている世帯は注意が必要。特にマンションなどの共同アンテナで受信している場合はアンテナから各家庭までの伝送経路すべてがCS-IFに対応している必要があり、実際にはCSチャンネルが受信できない場合もある。また、BSアナログチューナーが内蔵された[[ビデオテープレコーダ|VTR]]等の録画機器を経由してデジタルテレビ・チューナーにアンテナを接続すると当該録画機器に内蔵の分配器・分岐器が非対応である時にe2が受信できない事がある。
* CSの各チャンネルは「放送切替」操作が必要で、Ch.CS055、CS218・219、CS296、CS298・299、CS326、CS339、CS349、CS800 - 802、CS805の各チャンネルも受信機の機種によっては「放送切替」操作も必要となる<ref>ほとんどのチャンネルはCS2ネットワークに属するが、これらのチャンネルはBSネットワークやCS1ネットワークに属するため。</ref>。
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== パススルー配信を実施しているケーブルテレビ局 ==
以下のケーブルテレビ局では、多チャンネルサービスの一環としてスカパー!のパススルー配信を実施している。対応する受信機(デジタル3波チューナー搭載テレビ・レコーダーなど)を揃えれば、チャンネルの設定のみで視聴ができる。
 
2008年10月、総務省の技術基準改正により[[NTSC|地上アナログテレビジョン放送]]の最高周波数(770 [[メガヘルツ|MHz]])を超える周波数帯を用いるケーブルテレビ放送が可能となり、これの先行承認として[[淡路島テレビジョン]]が初めて同年4月にサービスを開始した。その後も、最高で従来のケーブルテレビより3倍近く高い周波数となるCS-IFの伝送に対応するための路上設備改修が不要な[[FTTH]]-RF方式([[光放送]])を採用しているケーブルテレビ局(主に公設公営・公設民営局)へ広がっている。
 
大都市圏ではスカパーJSATの子会社で、当時8都府県にてサービスを行なっていた[[オプティキャスト]]が2009年4月より開始している。