「チュ・クオック・グー」の版間の差分

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クオック・グーは起源からしてフランスの植民地権力に近い側の知識人に由来するため、その綴りにはフランス語中心的な視点にたち、必ずしもベトナム語に適していないものもある。ベトナム語で同じ音素であっても、フランス語で書き分けるものやフランス人が聞いて違う音と判断したものは書き分ける。例として音素kは、フランス語の規範にのっとりc、k、quを使い分ける。また、音素ngも場合によってngやnghと書きわけられる。
 
またクオック・グーは中国の[[ピンイン]]や[[注音字母]]と違い、正式な文字として採用されたため、それまで多くの著作を著すのに使用されてきた[[チュノム]]表記越南ベトナム語や漢文を破滅に追いやったという側面もある。これも、クオック・グーはキリスト教徒や植民地権力が、越南ベトナムの儒教や仏教、そして越南ベトナムの文明を、フランス文明、キリスト教、西ヨーロッパ文明へと置き換えるために、漢字漢文の素養を破壊する道具として利用したことに起因する。
 
== 参考文献 ==