「空対艦ミサイル」の版間の差分

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[[画像:AGM-84 Harpoon carried by an F-16.jpg|thumb|250px|[[ハープーン (ミサイル)|AGM-84 ハープーン]]を搭載して飛行する[[F-16 (戦闘機)|F-16 戦闘機]]]]
'''空対艦ミサイル'''(くうたいかんみさいる)とは、航空機から発射され艦船を目標とする[[対艦ミサイル]]のこと。英語で {{lang|en|air-to-ship missile}} 略して'''ASM'''という。
 
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==実戦における空対艦ミサイルの使用例==
;フォークランド紛争
1982年に[[イギリス]]と[[アルゼンチン]]との間で起きた[[フォークランド紛争]]では、[[アルゼンチン空軍]]の[[シュペルエタンダール|シュペルエタンダール攻撃機]]が放った[[エグゾセ]]対艦ミサイルが、[[イギリス海軍]]の[[駆逐艦]]「[[シェフィールド (駆逐艦)|シェフィールド]]」に命中して沈没させた。この時弾頭は不発であったが、ロケット推進剤の残りにより火災が発生し、航行不能となった。イギリスへの曳航中に荒天のため、破口から浸水したのが沈没原因であった。エグゾセは低空を高速で接近するため、[[レーダー]]等で発見し効果的に迎撃する事が極めて困難である。
 
;イラン・イラク戦争
1980年に始まった[[イラン・イラク戦争]]において、[[イラク]]軍は200発とも推定されるエグゾセを使用して[[イラン海軍]]の艦艇を攻撃したが、戦果はまちまちであった。
 
[[1987年]]、[[イラク空軍]]の[[ミラージュF1 (戦闘機)|ミラージュF1戦闘機]]は、[[アメリカ海軍]]の[[オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート]]「[[スターク (フリゲート)|スターク]]」(''USS Stark, FFG-31'')をイランの[[タンカー]]と誤認し、2発のミサイルを発射した。2発とも命中したが、爆発したのは1発のみであった。スタークは火災を起こし、37名が死亡するなど重大な損害を受けたが、沈没を免れ修復のために後送された。
 
==現代の代表的な空対艦ミサイル==
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* [[HY-2 (ミサイル)|HY-2]]
}}
 
==関連項目==
*[[対艦ミサイル]]
 
{{ミサイルの分類}}