「速度定数」の版間の差分

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温度依存性について加筆。連続投稿になり申しわけありません。
21行目:
{{Indent|<math> k = A \exp\left( - \frac{E_a}{RT} \right)</math>}}
 
ここで ''E<sub>a</sub>'' は[[活性化エネルギー]]、''R'' は[[気体定数]]である。温度 ''T'' において分子は[[マクスウェル=ボルツマン分布|ボルツマン分布]]に基づくエネルギーを持つことから、''E<sub>a</sub>'' を超えるエネルギーが供給される衝突の回数は exp (-''E''<sub>a</sub> /''RT'' ) に比例することがわかる。''A'' は頻度因子または前指数項と呼ばれる。
 
''A'' や ''E<sub>a</sub>'' の値は反応によって異なる(よって、例えば ''k''<sub>1</sub> と ''k''<sub>2</sub> は異なる値をとる)。アレニウスの式は[[経験式]]である<ref name=otake/>ため、より複雑な、この形に従わない、他の速度定数の温度依存性を記述する式も存在する。たとえば、分子衝突説、遷移状態説などの理論によれば、指数 0 &le; ''m'' &le; 1 を用いて次のように表される<ref name=otake/>
:<math>k \propto T^m \exp\left(-\frac{E_a}{RT}\right)</math>
ただし一般に ''m'' << ''E'' /''RT'' であるため、アレニウスの式が成り立つとみなしてよいとされる。
 
==単位==