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|publisher=ソシム
|isbn=9784883375097
}}</ref>。この意味での段組には大きく分けて[[テーブル (情報)|テーブル]](表組み)によるものと、[[Cascading Style SheetSheets|CSS]]によるものがある。
 
文章が横書きの場合には縦の列に、縦書きの場合は横の列に分けることとなるが、2012年現在では横書きの文章を縦の列に分割するケースに限定して取り上げられることがほとんどである。これは縦書き表示を行うために用いられるCSS3の草案にあるwriting-modeプロパティを先行実装しているWebブラウザが[[Internet Explorer]]5.5以降のみであり、縦書き表示で段組を行うサイトを製作することは事実上同ブラウザに特化したサイトとなることによる。
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他方、(出版物と同様の)本来の段組のWebブラウザ上での実装についても模索されてきた。Webブラウザの幅は出版物とは異なり多くの場合可変である点が異なる。(本来の)段組をWebブラウザ上でもデザインのためのものと同じくテーブルやCSSを用いて擬似的に表現することも可能だが、製作時にコンテンツをいくつかのセルやブロックレベル要素に分ける必要があるためマークアップの観点から見ると本質的ではない。また1列の行数や文字数は均等に自動調整はされず、手動で適宜調整する必要もある。
 
かつてはNetscape 3.xおよび4.xに段組用に独自拡張要素multicolが実装されたことがあり、これを用いて製作されたWebサイトは(対応Webブラウザでは)各列の文字数などが自動的に均等に調整されて表示されるが、見栄えを表現する要素であった点がHTMLの理念にそぐわなかっためか正式なHTML仕様には取り込まれず、後継となった[[Netscape (Mozillaベース)|Netscape6.x]]以降や[[Mozilla Firefox]]でも対応していない。ただし[[ジャストシステム]]が開発し、20122013年現在は開発停止状態の[[JustView]]には独自に縦書き表示機能も加えmulticolを実装していた。
 
また草稿段階であるCSS3ではMulti-column moduleとして段組用のプロパティが用意されており、2013年現在では[[Opera]]11以降では先行実装としてMulti-column moduleに対応している。独自拡張プロパティとして[[Mozilla]]ベースのWebブラウザや[[Safari]]や[[Google Chrome]]など[[KHTML]]ベースのWebブラウザMulti-column moduleおいても先行実装されとして対応している。さらにCSS3ではdisplayプロパティの値として"box"が追加され(フレキシブル・ボックス)、CSS2で回り込みや絶対配置を用いて実現していたのと同等以上のことも可能になっている。こちらもOpera、Mozillaベース、KHTMLベースなどで先行実装されている。ただしいずれの場合も他の先行実装プロパティ同様に将来プロパティの変更が行われる可能性もある<ref>[http://www.mozilla.gr.jp/standards/webtips0001.html Mozillaの独自拡張CSSは使わないでください] Web標準普及プロジェクト</ref>
 
== 脚注 ==