「デッドマン装置」の版間の差分

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統合作業。デッドマンブレーキからの転記、組み込み。
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{{mergefrom|デッドマンブレーキ|デッドマン装置|date=2013年6月22日 (土) 04:16 (UTC)}}
[[Image:TokyoMetro10000-MSD.JPG|thumb|right|300px|[[東京地下鉄10000系電車|東京地下鉄10000系]]のマスコンハンドル。赤い丸がデッドマン装置の握り部である]]
[[ファイル:Kotoden 23.jpg|thumb|right|300px|[[高松琴平電気鉄道20形電車#20形 (3代)|高松琴平電気鉄道20形]]の運転台。マスターコントローラの下の足踏みスイッチがデッドマン装置である]]
'''デッドマン装置'''(デッドマンそうち)また'''デッドマンブレーキ'''({{lang-en-short|Deadman brake}})とは、[[車両]]の[[安全装置]]の一つで、人間の操作者が[[死亡]]・[[意識不明]]などの事態に陥ったとき不用意に運転位置を離れた際に自動的に動作する(あるいは停止)して事故を防止する装置である。
 
機構としては、自動復帰型(力をかけない開放状態にすると自動的にニュートラルになる)の[[押しボタン|ボタン]]、[[レバー (操作機具)|レバー]]、[[ペダル]]などを持つ。運用中、それから手や足が離れ開放状態に戻ると、装置本体が動作する。
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一方[[JR]]各社や[[第三セクター鉄道]]の場合は、一定時間運転操作をしないと非常ブレーキがかかる[[緊急列車停止装置]](EB装置)が一般的である。この違いは、主に電車で運転されてきた私鉄と、もともと機関車の一人乗務化の際の安全対策として導入されたものが一般化したJR(旧[[日本国有鉄道|国鉄]])との違いによるものが大きく、JRの電車でも、マスコンハンドルのばね復帰によるノッチオフ機能は従来から装備されている。また、近年では私鉄でもEB装置を導入している事業者がいる。
 
なお、[[2006年]]の[[鉄道に関する技術上の基準を定める省令]]の改正により、同令第79条第3項に基づき車両にデッドマン装置または緊急列車停止装置(EB装置)を設置することが義務付けられた。これは従来、[[ワンマン運転]]を行う列車のみに設置が義務付けられていたものを、ツーマン運転を行う列車にも設置を義務付けたものである。ただし、地下式または高架式構造の区間をATO装置、ATC装置またはATS装置(常に制限速度を超過するおそれのない装置に限る)によって運転する車両は設置対象から除外されている<ref>日本鉄道車両機械技術協会「ROLLINGSTOCK&MACHINERY」2011年12月号「東京メトロにおける技術基準改正対応」参照。</ref>  
 
== 自動その他の ==
{{節stub}}
* リーチ式(立席型)[[フォークリフト]]に装置されたデッドマンブレーキは、放すと効くブレーキペダルによって、運転者が不用意に運転位置を離れた際の逸走を防ぐ。
 
* [[消防車]](はしご車)にも導入されている。
 
== 脚注==
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== 関連項目 ==
* [[安全工学]]
* [[フェイルセーフ信頼性設計]]
* [[フールプルーフ]]
* [[デッドマンブレーキ]]
* [[自動列車停止装置]] (ATS)
* [[自動列車制御装置]] (ATC)