「スターフルーツ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
花の写真を追加
三斂子、食べ方、画像など
1行目:
{{生物分類表
| 名称 = スターフルーツ、ゴレンシ
| 画像 = [[Image:Averrhoa carambola ARS k5735-7.jpg|250px|ゴレンシ]]
| 画像キャプション = 果実が実ったスターフルーツの実っている状態
| 色 = lightgreen
| 界 = [[植物界]] [[:w:Plantae|Plantae]]
13行目:
| 学名 = ''Averrhoa carambola''<br/><span style="font-size: smaller; ">[[カール・フォン・リンネ|L.]] ([[1753年|1753]])</span>
}}
[[File:Averrhoa carambola flowers.jpg|230px|thumb|スターフルーツゴレンシの花]]
[[画像:Have-23.jpg|right|200px|thumb|'''スターフルーツ''' 断面がきれいな星型だということが分かる]]
[[ファイル:Salade_de_fruit.jpg|thumb|200px|スターフルーツを添えた[[フルーツサラダ]]]]
 
'''スターフルーツ'''( {{en|star fruit}}、carambola 、学名: ''Averrhoa carambola'' )は、[[カタバミ科]]ゴレンシ属の[[常緑]]の[[木本]]。[[和名]]は'''五歛子'''(ごれんし)。[[中国語]]では「五斂子」(wu3lian3zi3)「羊桃」「楊桃」(どちらもヤンタオyángtáo)で、酸味独特強いものは「三稔」(サンレン、sānrĕn)とも呼ぶ形をした果実を食用にする
 
== 概要 ==
原産は南[[インド]]などの[[熱帯]]アジアで、[[東南アジア]]全域のほか、[[中華人民共和国|中国]][[華南|南部]]や[[台湾]]、[[ブラジル]]、[[ガイアナ]]や[[トリニダード・トバゴ]]など[[カリブ海]]周辺、[[アメリカ合衆国]]の[[フロリダ州|フロリダ]]、[[ハワイ州|ハワイ]]など、[[熱帯]]から[[亜熱帯]]にかけて広く栽培されている。[[日本]]では現在、[[沖縄県]]や[[宮崎県]]などで栽培が行われている。
 
[[和名]]も英名も、由来は[[果]]の横断面が[[五芒星]]型をしているところから。[[中国語]]でも「五斂子」(ウーリエンズー、wǔliǎnzǐ)というが、現在は「楊桃(羊桃)」(ヤンタオ、yángtáo)が一般的。横断面が三角形に近い品種もあり、中国語で「三斂子」(サンリエンズー、sānliǎnzǐ)という。酸味の強いものは「三稔」(サンレン、sānrĕn)とも呼ぶ
 
[[実]]を食用にし、[[生食]]や[[サラダ]]・[[ピクルス]]・[[砂糖]]漬けなどに用いる。味は薄く、[[酸味]]がある。[[水分]]が豊富な果物で、果肉は[[和ナシ]]に似た食味がある。[[食物繊維]]を多く含むのも特徴。
 
== 食べ方 ==
[[ファイル:Salade_de_fruit.jpg|thumb|200px|スターフルーツを添えた[[フルーツサラダ]]]]
=== 熟するまで ===
*熟するに従って果実の色が緑色から黄色に変わるが、熟しすぎる前の少しだけ青みが残っている時期が、果物としての食べ頃。([[サラダ]]に入れて食する場合は、完熟していない青い状態のスターフルーツものを用いることが多い。)
*果実の色が緑色の場合、熟させるため、20度前後の室温で保存しておくのがよい。熟した後は[[冷蔵庫]]内で保管する。
*熟してくると、果肉が柔らかくなるため、表面に皺ができやすくなる。
38 ⟶ 37行目:
*その上で、輪切りにする。野菜スティックのようにスティック状に切って食べる場合もあるが、輪切りにした方が星形が楽しめる。
*[[東南アジア]]地区などで、[[塩]]をかけて食べることがある。
*[[台湾]]では、塩、[[砂糖]]、レモン汁、[[甘草]]などを使って漬け、熱湯を加えて作る楊桃湯という飲料がある。
*中国[[広東省]][[中山市]]には、酸味が強く、生食に適さない「三稔」を切り、[[砂糖]]、[[ショウガ|生姜]]で煮て、干した「三稔包(サンレンバオ)」という[[菓子]]がある。乾燥時に[[ゴマ|胡麻]]をふることもある。
*中国[[広東省]]などで、[[炒める|炒め物]]、[[スープ]]などの料理に使う場合がある。また、[[糯米]]に水を加えてすった汁をかけて生食することがあり、甘味が増して感じられる。
*中国[[広東省]][[中山市]]には、酸味が強く、生食に適さない「三稔」を切り、[[砂糖]]、[[ショウガ|生姜]]で煮て、干した「三稔包(サンレンバオ)」という[[菓子]]がある。乾燥時に[[ゴマ|胡麻]]をふることもある。
 
== 自然毒性 ==
*[[カタバミ]]の葉と同様に、微量な[[シュウ酸]]塩を含み、一般状況で健康な人体に摂食された場合は[[腎臓]]にて濾過され、体外に排出するから問題にはならないが、何らかの原因で腎臓の機能不全を有する場合は、体内に残されたシュウ酸が体内血液中の[[カルシウム]][[イオン]]と強く結合するため、シュウ酸カルシウム[[結石|結石症]]になる可能性がある。
 
== 画像 ==
<gallery>
File:YosriBelimbingBesi.jpg|ゴレンシの木
File:YosriBelimbingBesiDaun.jpg|葉と花
File:Averrhoa carambola (3).jpg|花
File:YosriBelimbingBesiBuah.jpg|葉と果実
File:Carambola2.jpg|葉と果実
File:YosriDec04Belimbing Besi.jpg|果実
File:YosriBelimbingBesiBatang.jpg|幹
File:Fruits, leaves & Trunk I IMG 8445.jpg|幹(インドにて)
</gallery>
 
{{Commons&cat|Averrhoa carambola}}
{{wikispecies|Averrhoa}}