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'''エリーニュス'''({{lang-grc-short|'''Ἐρινύς''', ''Erīnys''}})は、[[ギリシア神話]]に登場する復讐の[[女神]]たちである。複数形で'''エリーニュエス'''({{lang-grc-short|'''Ἐρινύες''', ''Erīnyes''}})とも称する。[[日本語]]では[[長母音]]を省略して'''エリニュス'''、'''エリニュエス'''とも呼ぶ。
 
古くは数が不定で、多数からなる女神であったと考えられるが、後代の神話では、[[アレークトー]](止まない者)、[[ティーシポネー]](殺戮の復讐者。[[:en:Tisiphone|en]])、[[メガイラ]](嫉妬する者。[[:en:Megaera|en]])の三神に整理された。親殺しや偽誓の罪に対する「復讐の女神」として知られる。神話上の系譜では[[ティーターン]]に属し、[[オリンポス山|オリュムポス]]の神々とは異なる祭祀を受けた。
 
== 概説 ==
[[File:William-Adolphe Bouguereau (1825-1905) - The Remorse of Orestes (1862).jpg|thumb|240px300px|オレステースを責める復讐の三女神]]
神話によれば[[クロノス]]が[[ウーラノス]]を襲って[[去勢]]したとき、ウーラノスの傷口から血が[[ガイア|大地母神]]の上にしたたり落ち、そこからエリーニュースと[[メリアス]]たちが生まれたという。メリアスは、トネリコの[[ニュンペー|ニュムペー]]である(複数形は、メリアイ)。