「IPS方式」の版間の差分

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概要と特徴の整理
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液晶分子を基板と平行な面内(in-plane)で回転させ、[[複屈折]]の変化で光をスイッチングする液晶駆動方式のこと。
 
基板の面方向に電界を加えて液晶分子を駆動し、[[電界]]が存在しない無電圧状態で光を遮蔽する。駆動電圧は他の駆動方式にくらべて大きい
 
上下左右178度の広い視野角をもち、どの位置で見ても色の変化が殆ど無いため、ワイド画面や大画面、近距離で見る携帯端末画面に向いている。(TN方式やVN方式は上下160度左右170度)
 
[[日立製作所]]がメルクと共同で開発して、[[1996年]]に最初に製品化した。現在では日立製作所関連会社の[[日立ディスプレイズ]]やIPSアルファテクノロジ(現在は[[パナソニック]]子会社となった[[パナソニック液晶ディスプレイ]])や[[LGディスプレイ]]などの会社も製品化している。「IPS」は日本のこの分野においては[[ジャパンディスプレイ|ジャパンディスプレイ社]](かつては日立ディスプレイズが所有していた)の登録商標(日本第1764666号ほか)である。<!--尚、現在量産されているIPSと呼ばれる液晶パネルの多くは、韓国の
水平回転のため応答速度を高くしづらいが、応答速度のばらつきは小さい。
ハイディス社が開発して現在E-Inkが特許をもつFFS方式を導入して、輝度、透過率、コントラストを上げたものである。--><!--一部だけのきがする-->
 
細かな方式の違いが存在する。S-PS、E-IPS、AS-IPS、H-IPS、e-IPS、UH-IPS、H2-IPS、S-IPS II、p-IPS<ref>[http://www.tftcentral.co.uk/articles/content/panel_technologies_content.htm]http://www.tftcentral.co.uk/articles/content/panel_technologies_content.htm</ref>
開口率が低いため高輝度化が難しい。UH-IPSやS-IPS IIなど開口率を改善した方式もある。
 
== 特徴 ==
全遮断時のバックライト光の透過率が高く、高コントラスト化が難しい。
[[画角|視野角]]が広い上に[[色度変移]]・[[色調変化]]が少ないため、高級な[[テレビ受像機|テレビ]][[モニタ]]や[[DTP]]用のモニタに採用される他、[[画面解像度|ドット]][[ピッチ]]の狭い物や高密度高画素のものも開発されている。2012年10月現在では、[[iPod touch]]及び、{{要出典範囲|[[IPhone]]搭載|date=2013年2月}}Retinaディスプレイ等で採用されている960×640[[ピクセル]]で3.5インチ、1136x640ピクセルで4インチ、1920×1080ピクセルで5インチ、[[IPad#iPad 第3世代|iPad]]搭載の2048x1536ピクセルで9.7インチ、3840×2160ピクセル(829万画素)で20インチ<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/10/news128.html パナソニック、4Kで20インチのIPS液晶パネルを開発 216ppi]</ref>程度のものまで開発されている。
 
IPS方式の液晶ディスプレイは、[[バックライト]]の影響もあるが、[[コントラスト]]比はそれほど高くはなく、液晶を構成する素材の関係でTN方式と配列が違うため、白色光を透過した場合若干[[色温度]]が低くなる(黄色っぽくなる)傾向がある。このため、専用の回路でこれを補正することが行われている。
表示ムラができないようにするためと必要な電圧を低く抑えるために、通常画素電極が櫛歯状に形成されている。
 
駆動電圧は他の駆動方式にくらべて大きい。
通常、[[薄膜トランジスタ|TFT]]アクティブマトリックス[[液晶ディスプレイ|液晶表示装置]]として使われる。
 
水平回転のため応答速度を高くしづらいが、応答速度のばらつきは小さい。
[[日立製作所]]がメルクと共同で開発して、[[1996年]]に最初に製品化した。現在では日立製作所関連会社の[[日立ディスプレイズ]]やIPSアルファテクノロジ(現在は[[パナソニック]]子会社となった[[パナソニック液晶ディスプレイ]])や[[LGディスプレイ]]などの会社も製品化している。「IPS」は日本のこの分野においては[[ジャパンディスプレイ|ジャパンディスプレイ社]](かつては日立ディスプレイズが所有していた)の登録商標(日本第1764666号ほか)である。<!--尚、現在量産されているIPSと呼ばれる液晶パネルの多くは、韓国の
ハイディス社が開発して現在E-Inkが特許をもつFFS方式を導入して、輝度、透過率、コントラストを上げたものである。--><!--一部だけのきがする-->
 
開口率が低いため高輝度化が難しい。UH-IPSやS-IPS IIなど開口率を改善した方式もある。
基本的にTN方式と比べて製造コストが高いが、[[LG電子]]によりTN方式並みに製造コストを抑えた「e-IPS」というパネルも開発されている。
 
全遮断時でもバックライト光の透過率が高く、高コントラスト化が難しい。
細かな方式の違いが存在する。S-PS、E-IPS、AS-IPS、H-IPS、e-IPS、UH-IPS、H2-IPS、S-IPS II、p-IPS<ref>[http://www.tftcentral.co.uk/articles/content/panel_technologies_content.htm]http://www.tftcentral.co.uk/articles/content/panel_technologies_content.htm</ref>
 
表示ムラができないようにするためと必要な電圧を低く抑えるために、通常画素電極が櫛歯状に形成されている。
== 特徴 ==
[[画角|視野角]]が広い上に[[色度変移]]・[[色調変化]]が少ないため、高級な[[テレビ受像機|テレビ]][[モニタ]]や[[DTP]]用のモニタに採用される他、[[画面解像度|ドット]][[ピッチ]]の狭い物や高密度高画素のものも開発されている。2012年10月現在では、[[iPod touch]]及び、{{要出典範囲|[[IPhone]]搭載|date=2013年2月}}Retinaディスプレイ等で採用されている960×640[[ピクセル]]で3.5インチ、1136x640ピクセルで4インチ、1920×1080ピクセルで5インチ、[[IPad#iPad 第3世代|iPad]]搭載の2048x1536ピクセルで9.7インチ、3840×2160ピクセル(829万画素)で20インチ<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/10/news128.html パナソニック、4Kで20インチのIPS液晶パネルを開発 216ppi]</ref>程度のものまで開発されている。
 
通常、[[薄膜トランジスタ|TFT]]アクティブマトリックス[[液晶ディスプレイ|液晶表示装置]]として使われる事が多い
IPS方式の液晶ディスプレイは、[[バックライト]]の影響もあるが、[[コントラスト]]比はそれほど高くはなく、液晶を構成する素材の関係でTN方式と配列が違うため、白色光を透過した場合若干[[色温度]]が低くなる(黄色っぽくなる)傾向がある。このため、専用の回路でこれを補正することが行われている。
 
基本的にTN方式と比べて製造コストが高いが、[[LG電子]]によりTN方式並みに製造コストを抑えた「e-IPS」というパネルも開発されている。
 
== バリエーション ==
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