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[[1950年代]]後期から[[1960年代]]は、戦記映画の人気や雑誌・出版物での[[第二次世界大戦]]戦記特集に後押しされた[[軍艦]]や[[飛行機]]などの実物の[[スケールモデル|縮尺模型]]が主だったが、1960年代後半の[[今井科学]](後のイマイ)による「[[サンダーバード (テレビ番組)|サンダーバード]]」シリーズの大ヒットにより[[キャラクターモデル]]という分野が確立した。
 
その後の[[スーパーカーブーム]]、[[ブルートレイン_(日本)|ブルートレイン]]・[[エル特急]]ブームでもプラモデルはブームの一端を担った。
 
[[1980年代]]前半の[[ガンプラ]](ガンダムのプラモデル)ブームでプラモデルはブームの主役の座を得た。ガンプラの大ヒットを受けて起きた[[リアルロボット]]アニメブームでは、プラモデルは主力商品に位置付けられて積極的な製品開発が行われたが、ガンプラブームを再現するには至らなかった。1980年代後半の[[ミニ四駆]]ブームでプラモデルは再び脚光を浴びたが、その後は新しい分野でのプラモデルブームは起きていない。
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しかしながら[[2000年代]]以後は、経済産業省の工業統計表によると「プラスチックモデルキット」全体の出荷額は、[[1998年]]の199億円に対して[[2007年]]は113億円と大幅に減少している<ref>[http://megalodon.jp/2010-0419-1139-53/www.asahi.com/shopping/news/TKY201004180319.html ガンプラ、国産一筋30年 品質こだわり4億個](朝日新聞2010年4月19日)</ref>。ガンプラは安定した売り上げを記録し続けるものの近年は漸減傾向にあり、飛行機やAFVなどスケールモデルは大幅な衰退傾向にある。プラモデル市場の衰退については、急激な勢いで進む[[少子化]]と、縮小する市場のパイをめぐっての[[テレビゲーム]]等の他の玩具との競争が要因としてあげられており、高品質低価格化が進む[[食玩]]等の塗装済み完成品模型の存在がプラモデル市場を圧迫しているとの指摘もある。[[2006年]]頃からプラモデル市場の縮小の影響や[[原油価格]]高騰の為、プラモデルや塗料などが値上げされる傾向にある。<br />
近年、模型雑誌では通常のプラモデルを「インジェクションキット」と呼んで完成品やガレージキットと区別することもある。
 
=== 静岡とプラモデル ===