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'''マハーバリ'''('''Mahabali''')もしくは'''バリ'''('''Bali''')は[[ヒンドゥー教]]（[[インド神話]]）に登場する[[アスラ]]神族の[[王]]である。２つの絵をみてもわかる通り、マハーバリは皮膚の色は白くほぼ人間と同じ姿である。マハーとは「偉大な」という意味である。直訳すると「偉大なるバリ」となる。
地下界を支配していたマハーバリは[[インドラ]]の都アマラーヴァティーを占領し、三界（天上界、地上界、地下界）を手中に収めた。インドラ王を含め[[デーヴァ]]神族達は天上界を追われたが、マハーバリに対抗する力はなかった。
インドラ王を含むテーヴァ神族は戦争に負けたため今度は逆に天界から追放された。インドラは事態を打開すべく女神アディディに懇願する。女神[[アディティ]]はインドラの願いを承諾した。アディティは[[ヴィシュヌ]]に祈ると、祈りを聞き届けたヴィシュヌが女神の胎内に入り、彼女の夫[[カシュヤパ]]との間の息子として生まれ出た。それがヴィシュヌの第5の[[アヴァターラ]]、'''ヴァーマナ'''('''Vāmana''')であり、[[矮人]]の姿であった。
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