「ファイルパーミッション」の版間の差分

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他のMS-DOS互換OS([[DR-DOS]] 3.31 およびそれ以降、PalmDOS、Novell DOS、OpenDOS、[[:en:FlexOS|FlexOS]]、4680 OS、[[:en:IBM 4690 OS|4690 OS]]、[[:en:Multiuser DOS|Multiuser DOS]]、Concurrent DOS、Datapac System Manager、IMS REAL/32 など)は、ファイルやディレクトリ毎にリード/ライト/実行/削除のファイルパーミッションを[[File Allocation Table|FAT]]ボリューム上でサポートしている。FlexOS、4680 OS、4690 OS 以外のOSでは、ファイルやディレクトリ毎にパスワードも設定できる。DR DOS、PalmDOS、Novell DOS、OpenDOS 以外のOSでは、ファイルやディレクトリ毎に「ワールド/グループ/所有者」という所有権のクラスをサポートしている。なお、DR DOS 6.0 およびそれ以降、PalmDOS、Novell DOS、OpenDOS は個人用OSなので、マルチユーザー用セキュリティモジュールをロードしないと所有権クラスは使用できない。
 
[[OpenVMS]]や [[Microsoft Windows NT|Windows NT]] との派生OS([[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]]、[[Microsoft Windows XP|Windows XP]] など)は[[アクセス制御リスト]] (ACL)<ref>[http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb727008.aspx File and Folder Permissions] TechNet, Microsoft</ref> を使用してもっと複雑で多様なパーミッションを管理している。[[OpenVMS]]はまたUnix系と同様のパーミッション方式も使えるが、Unix系よりも複雑である。後述のクラスが4つあり(システム、オーナー、グループ、ワールド)、アクセスパーミッションも4つある(リード、ライト、実行、削除)。クラスは包含関係にあり、ワールドにはグループが含まれ、グループにはオーナーが含まれる。システムクラスにはシステムユーザーしか属さない(Unix系の[[スーパーユーザー]]に相当する)<ref>[http://h71000.www7.hp.com/doc/731final/6489/6489pro_025.html#int_prot_code 10.3 Interpreting Protection Codes] OpenVMS User's Manual, HP</ref>。
 
古い [[Mac OS]] はDOS系やDOSベースのWindowsと同様パーミッションを持たないが、"Protected" という属性だけをサポートしていた。
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[[Amiga]]の[[AmigaOS|AmigaDOS]]は当時のシングルユーザーOSとしては進んだパーミッション体系をサポートしていた。AmigaOS 1.x では、アーカイブ/リード/ライト/実行/削除というパーミッションを備えていた。AmigaOS 2.x およびそれ以降では、さらに Hold/Script/Pure というパーミッションもサポートしている。
 
[[Mac OS X]] versions 10.3 ("Panther") およびそれ以前は、POSIX準拠のパーミッションを使用していた。10.4 ("Tiger") 以降では NFSv4 ACL もサポートしている。従来からのUnix系のファイルパーミッション方式もサポートしており、''Apple Mac OS X Server version 10.4+ File Services Administration Manual'' では従来からのパーミッション方式のみを使用することを推奨していた。また、Mac OS での "Protected" 属性もサポートしている。
 
[[Solaris]] でのACLサポートは使用するファイルシステムに依存する。古い[[Unix File System|UFS]]は POSIX.1e ACL をサポートしており、[[ZFS]]は NFSv4 ACL のみをサポートしている。