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== 歴史 ==
[[ファイル:SPEC-1 VAX 05.jpg|thumb|right|200px|VAX11/780。DEC社内でベンチマーク用に使わの基準とされた機体モデル。ワシントン大学にて]]
最初のVAXは VAX-11/780 であり、[[1977年]]10月25日にDECの株主会議で公開された<ref>{{Cite web |url= http://www.old-computers.com/history/detail.asp?n=20&t=3 |title=VAX 11/780, The First VAX System (October 1977) |accessdate=2012-11-03}}</ref>。この機種のアーキテクトは[[カーネギーメロン大学]]で[[ゴードン・ベル]]が指導した Bill Streckerである<ref>{{Cite book |url= http://books.google.com/?id=aWTtMyYmKhUC&dq=%22Bill+Strecker%22+vax+designer |title=Portraits in Silicon |last= Slater |first=Robert |publisher=MIT Press |year=1987 |page=[http://books.google.com/books?id=aWTtMyYmKhUC&pg=PA213&lpg=PA213&dq=%22Bill+Strecker%22+vax+designer 213] |isbn=978-0-262-69131-4}}</ref>。その後様々な価格および性能、容量の派生機種が開発された。VAXは[[1980年代]]初期には非常に一般的になった。
 
VAX-11/780の性能を1は時に[[MIPS]]の基準として扱われる。コンピュータの性能を示すMIPSという単位は[[CPU]]本来、単実行される命令の個数を示だけで、具体的にどのような仕事をこなせのか、を反映しない。そこで、VAX-11/780でなんらかの[[ベンチマーク]]の比較基準としてプログラムを動かばしば使わ、そる。1MIPSのが示す性能を1MIPSいわれた IBM [[System/360]] と同等のして、性能だったためであの基準とす。しかし実のいうろ実際に1秒間に実とがしばしばれた命令数は約500,000であった。1 VAX MIPS は VAX-11/780 の性能を意味し、あるコンピュータが 27 VAX MIPS の性能という場合、VAX-11/780 の約27倍の性能であることを意味する。この目的で実際によく使われたベンチマークプログラムは当時ポピュラーだったものの一つである[[Dhrystone|ドライストーン]]で、こんにちでも時折使われている単位''DMIPS''は、あるマシンの[[Dhrystone|ドライストーン]]の成績の値を、VAX-11/780のドライストーンの成績の値1757で割った値である。DEC周辺では ''VUP'' (VAX Unit of Performance) という用語が使われた。というのも MIPS は厳密は異なるアーキテクチャでは比較できないからである。関連用語として ''cluster VUP'' が VAXcluster の全体性能を示すのに使われた。VAX-11/780 を性能比較の基準として今も使っている例として、[[:en:BRL-CAD|BRL-CAD]]ベンチマークがある。これはBRL-CADというソリッドモデリングソフトウェアに含まれる性能解析スイートである。VAX-11/780には[[PDP-11|LSI-11]]が内蔵されており、マイクロコードのロード、ブート、診断などに使われていた。その後の機種では内蔵していない。そのため780のユーザーはVMS以外にLSI-11上でRSX-11MやRT-11といったOSを動作させることもできた
 
DEC周辺では ''VUP'' (VAX Unit of Performance) という用語が使われた。関連用語として ''cluster VUP'' が VAXcluster の全体性能を示すのに使われた。
 
VAX-11/780には[[PDP-11|LSI-11]]が内蔵されており、マイクロコードのロード、ブート、診断などに使われていた。その後の機種では内蔵していない。そのため780のユーザーはVMS以外にLSI-11上でRSX-11MやRT-11といったOSを動作させることもできた。
 
[[ファイル:DEC-VAX-8350-front-0a.jpg|thumb|right|300px|VAX 8350 のフロントカバーを外したところ]]