「フォクシーの怪電車」の版間の差分

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|画像=Smile, Darn Ya, Smile!.jpg
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|画像解説=『Smile, Darn Ya, Smile!』冒頭シーン
|監督=[[ルドルフ・アイジング]](ノンクレジット)
|製作総指揮=
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== あらすじ ==
フォクシー(Foxy)がトロリー([[:en:Foxy (Merrie Melodies)|Foxy]])が[[路面電車]]を運転しながら、猫で出来たベルを鳴らし、陽気に歌っている。途中で太った[[カバ]]の乗客を乗せようとするが、大き過ぎて電車に入らない。しかた仕方なくフォクシーは髪留めでカバの体から空気を抜くが、気分を害したカバは意味不明な言葉を発し、乗車せずどこかに行ってしまう。
 
気にせず運転を再開したフォクシーは途中でガールフレンドを乗せ、互いに丁寧に挨拶をする。上機嫌の二人はまた歌いだし、それにつられたのか電車広告まで騒ぎ出す。順調に路線を進んでいた電車だが、線路上に[[乳牛|牝牛]]がいるので停車を余儀なくされる。ベルなどで抗議するが電車に[[タバコ#噛みタバコ|つば]]を吐かれる始末。それを見ていたホームレス達は歌を歌ってフォクシーを囃し立てる。鍋で煮られていた鶏まで鳴き出すが、ホームレスの一人がおたまで殴り、歌詞をもじった台詞(boil, darn ya, boil!)を浴びせる。業を煮やしたフォクシーは電車で無理矢理、牝牛の下を通り抜ける。
 
不機嫌そうに去って行った牝牛を見て笑うフォクシーとガールフレンド、だがその時線路が縦に歪み伸縮し、衝撃でフォクシーが転落し電車から投げ出されてしまう。路線が坂となりにさしかかった事で急に速度が上がり、助けを求めるガールフレンド。慌てるフォクシーだが縄と木を見つける。投げ縄の要領で電車を止めようとするが失敗自分が電車に引き戻されてしまう。ブレーキをきかし電車を止めようとするが、時すでに遅し、もはやなす術も無くパニックに陥る二人。そして何度トンネルを通過した後、線路が終わり電車は崖から転落する電車…してしまう
 
しかし、すべてはラジオから流れる音楽に影響されたフォクシーの夢だった。怒ったフォクシーはベットの脚を引き千切り、ラジオを殴り倒す。そして笑いだすと画面が暗転し、[[ルーニー・テューンズ]]お決まりの台詞「これでおしまい!」(That's all folks!)の変則版「 じゃまたな!」(So Long, Folks!)言い終了す幕が下りる。
 
== スタッフ ==
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== 備考 ==
* 「メリー・メロディーズ」の顔として登場したフォクシーは、短編映画ととしては処女作『Lady, Play Your Mandolin!』と本作、次作の『One More Time』の3本だけと短命に終わった。しかしTV作品『[[タイニー・トゥーンズ]]』では、第87話『Two-Tone Town』にてロキシー(Roxy)、グーピー・ギアー([[:en:Goopy Geer (cartoon)|Goopy Geer]])と共に映像作品としては61約60年ぶりにゲスト出演している。
* 本作はフォクシーの名前が初めて呼ばれた作品である。(ガールフレンドのロキシー〈Roxy〉タイニー・トゥーンズにてやっと命名された。)
* カバの意味不明の言葉は「Susie heard one of those Atlantic bells! Whataya think?」の逆再生。
* 本作は同じアニメーターの手がけた<ref>{{citeweb|url=http://disney-studio.jp/product/index.jsp?cid=872|title=オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット 限定保存版 音声解説|publisher=[[ディズニー]]|accessdate=2013年7月8日}}</ref>『[[しあわせウサギのオズワルド]]』の『[[しあわせウサギのオズワルド#代表的な作品|トロリー・トラブルズ]]』のリメイク作品ともいえるものとなっており、牝牛やトンネルのシーンがなどが焼き直されている<ref>『マウス・アンド・マジック―アメリカアニメーション全史〈下〉』、2010年 楽工社</ref>。