「イナンナ」の版間の差分

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'''イナンナ'''([[シュメール語]]: {{lang|sux|[[:wikt:𒀭|𒀭]][[:wikt:𒈹|𒈹]]}}、[[翻字]]: <sup>D</sup>INANNA、[[転写 (言語学)|音声転写]]: inanna)は[[シュメール]][[神話]]の[[金星]]の女神で、[[ウルク文化]]期([[紀元前4000年]]-[[紀元前3100年]])から[[ウルク (メソポタミア)|ウルク]]の守護神として崇拝されていたことが知られている([[エアンナ]]寺院に祭られていた)。その名は「天の女主」を意味するとされている。夫に{{仮リンク|ドゥムジ (メソポタミア神話)|en|Dumuzid the Shepherd|label=ドゥムジ}}をいただく。
 
== 呼称 ==
[[アッカド]]では「[[イシュタル]]」と呼ばれた。
その名は「天の女主」を意味するとされている。
[[アッカド帝国]]([[:en:Akkadian Empire|en]])期には「[[イシュタル]]」([[アッカド語|新アッシリア語]]: [[File:B010ellst.png|100x20px|DINGIR]] [[File:B153ellst.png|100x20px|INANNA]])と呼ばれた。
 
== 神話のなかのイナンナ ==
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== 王権を授与する神としてのイナンナ ==
イナンナ神は外敵を排撃する神としてイメージされており、統一国家形成期には王権を授与する神としてとらえられている。なお、それに先だつ領域国家の時代、および後続する統一国家確立期においては王権を授与する神は[[エンリル]]([[シュメール語]]: {{cuneiform|[[:wikt:𒀭|𒀭]][[:wikt:𒂗|𒂗]][[:wikt:𒇸|𒇸]]}})であり、そこには交代がみられる<ref>前田(2003)p.21</ref>。
 
== 脚注 ==