「ヒラメ」の版間の差分

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[[厚生労働省]]食中毒被害情報管理室は平成21年7月に都道府県等に病因物質不明事例の情報提供を要請し2010年(平成22年)6月21日に中間取りまとめ<ref>[http://www.support-hc.com/index.php?%E4%B8%AD%E9%96%93%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81 平成22 年6 月21 日 厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課食中毒被害情報管理室 食中毒調査に係る病因物質不明事例の情報提供等に係る中間取りまとめ]</ref>をおこないヒラメから[[リアルタイムPCR|RT-PCR]]の検査により[[粘液胞子虫#魚病|クドア]]属の[[RNA]]を検出し引き続き調査を行っていた。2011年2月厚生労働省食中毒被害情報管理は、石川県内温泉街の「ヒラメ自粛」に対し「食中毒と養殖ヒラメとの関係性を指摘する話は把握しているが、現時点では臆測にすぎない」とし、原因物質の解明に向けた研究を進めていた<ref>[http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20110216401.htm 「ヒラメ自粛」謎の食中毒で臆測 石川県内温泉街、厚労省は「根拠ない」] [[北國新聞]] 2011年2月16日</ref>。
 
2011年6月17日、厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知によって、クドア・セプテンプンクタータ(''Kudoa septempunctata'')が原因と考えられる有症事例は、食中毒事例と扱われる事となった<ref>[http://idsc.nih.go.jp/iasr/32/382/kj3821.html ヒラメが原因食と推定される集団嘔吐下痢症―兵庫県(Vol. 32 p. 369-370: 2011年12月号)]国立感染症研究所 感染症情報センター</ref>。なお、クドア・セプテンプンクタータは[[粘液胞子虫]]の一種でヒラメから発見された新種の寄生虫である<ref>{{aut|Matsukane, Y.}} ''et al''. 2010: ''Kudoa septempunctata'' n. sp (Myxosporea: Multivalvulida) from an aquacultured olive flounder (''Paralichthys olivaceus'') imported from Korea. ''Parasitology research'', '''107'''(4): 865-872. {{doi|10.1007/s00436-010-1941-8}}</ref>。生鮮魚介類の生食後、短時間で下痢や嘔吐を伴う食中毒事例の推定原因食品の残品のDNA検査及びおう吐物の顕微鏡検査により ''K. septempunctata ''が発見された<ref>[http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/kudoa/ 東京都内で発生したクドアが原因と考えられる下痢症について] 東京都健康安全研究センター微生物部</ref>。2012年7月18日、[[韓国]]の養殖ヒラメの刺身からクドア・セプテンプンクタータが検出され、5人が下痢や嘔吐などを発症した<ref>2012年7月19日11時52分 読売新聞</ref>。
 
== ヒラメ類 ==