「ノルン語」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Libertas (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Caviler (会話 | 投稿記録)
m misc
9行目:
|iso3=nrn
|linglist=nrn
|lingua=52-AAA-ac
}}
'''ノルン語'''('''Norn''')(ノルンご、Norn)は、[[スコットランド]]の北に位置する[[オークニー諸島]]、[[シェトランド諸島]]、[[ケイスネス]]でかつて話されていた[[インド・ヨーロッパ語族]][[ゲルマン語派]][[北ゲルマン語群]][[西スカンジナビア諸語]]に属する[[言語]]である。後に、これらの地域の言語は[[スコットランド語|スコットランド低地語]]諸島部[[方言]]に置き換わる。
 
'''ノルン語'''('''Norn''')は、[[スコットランド]]の北に位置する[[オークニー諸島]]、[[シェトランド諸島]]、[[ケイスネス]]でかつて話されていた[[インド・ヨーロッパ語族]][[ゲルマン語派]][[北ゲルマン語群]][[西スカンジナビア諸語]]に属する[[言語]]である。後に、これらの地域の言語は[[スコットランド語|スコットランド低地語]]諸島部[[方言]]に置き換わる。
 
==歴史==
[[ImageFile:Languages of Scotland 1400 AD.svg|thumb|15世紀初頭のスコットランドの言語分布図(地名を根拠としている)。橙がノルン語、黄色が[[英語]]、または[[スコットランド語|スコットランド低地語]]、青が[[スコットランド・ゲール語]]]]
オークニー諸島、シェトランド諸島は、[[ピクト人]]により[[ブリソン諸語]]が用いられていた地域であり、その後、ゲール人の影響下にあり、[[古アイルランド語]]も存在した<ref>{{cite journal| author=Forsyth, Katherine| title=The ogham-inscribed spindle-whorl from Buckquoy: evidence for the Irish language in pre-Viking Orkney?| journal=The Proceedings of the Society of Antiquaries of Scotland| volume=125| year=1995| pages=677–96| url=http://ads.ahds.ac.uk/catalogue/adsdata/PSAS_2002/pdf/vol_125/125_677_696.pdf|format=PDF| publisher=ARCHway| accessdate=27 July 2007}}</ref>。しかし、[[古ノルド語]]を話す[[バイキング]]の[[ノース人]]が8世紀から9世紀にかけて侵略し、[[875年]]に[[ノルウェー王国]]に併合され<ref>Thomson (2008) p. 24</ref>、用いられる言語は古西ノルド語となり、これがノルン語となる。しかし、[[1468年]]にこれらの地域が[[スコットランド]]の貴族に貸し出されて[[スコットランド王国]]の領土となり、ノルン語の地位は低下していき、ついに18世紀にはほとんど用いられなくなり、遅くとも19世紀頃には消滅を迎えることとなった。そして[[スコットランド語|スコットランド低地語]]諸島部方言が用いられていることとなる<ref>[http://www.nornlanguage.110mb.com/ "Velkomen!"] nornlanguage.com. Retrieved 8 Mar 2011.</ref>。
 
149行目:
[[Category:インド・ヨーロッパ語族]]
[[Category:スコットランドの文化]]
[[Category:シェトランド諸島|*]]
[[Category:オークニー諸島|*]]
[[Category:ヴァイキング]]