「アランフエス協奏曲」の版間の差分

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曲は3楽章からなり、特に第2楽章はその哀愁をたたえた美しい旋律から広く知られている。[[古典派音楽|古典派]]以来、一般的な協奏曲は第1楽章が最も長いものであるが<!--(第1楽章に[[カデンツァ]]が含まれるため)-->、この作品は緩徐楽章である第2楽章が最も長い。
 
ロドリーゴはスペインの古都[[アランフエス]]([[マドリード県]]南部にある都市で、宮殿が有名)が作曲当時の[[スペイン内戦]]で被害を受けたことから、スペインとアランフエスの平和への想いを込めて作曲したと言われている。第2楽章については病によって重体となった妻や失った初めての子供に対する神への祈りが込められているとも言われている。なお、クラシック・ギターの音量が小さいことからオーケストラが音のバランスに苦労する(オケの音量を下げたり、ギターに[[マイクロフォン]]を置くこともある)ことでも知られる(これはある程度ギター協奏曲全般についていえる)
 
第2楽章はポピュラー・クラシックとして編曲されるなど広く知られており、[[ギル・エヴァンス]]の編曲を得て1959年に演奏された[[トランペット]]奏者[[マイルス・デイヴィス]]のアルバム『[[スケッチ・オブ・スペイン]]』のバージョンは有名である。[[ジャズ]]界では他に、[[モダン・ジャズ・カルテット]]、[[ジム・ホール]]や[[マンハッタン・ジャズ・クインテット]]も取り上げた。また、[[チック・コリア]]は自身の楽曲『[[スペイン (チック・コリアの曲)|スペイン]]』のイントロに第2楽章のフレーズを用いている。ムード音楽の分野では「恋のアランフエス」「我が心のアランフエス」などの通俗名が付けられていることもある。
 
なお、これはある程度ギター協奏曲全般についていえることであるが、クラシック・ギターの音量が小さいことからオーケストラが音のバランスに苦労することでも知られる。このため、オケの音量を下げたり、ギターに[[マイクロフォン]]を置くこともある。
 
== 構成 ==