「電子戦機」の版間の差分

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現在、電子戦は、[[電子攻撃]](EA / ECM)、[[電子防護]](EP / ECCM)、[[電子戦支援]](ES / ESM)の3領域に大別される。これら3領域のうち、電子防護についてはソフトウェア的な施策が主となる<ref name="電子戦の技術">{{Cite book|和書|author=デビッド・アダミー|year=2013|title=電子戦の技術 基礎編|publisher=[[東京電機大学]]出版局|isbn=978-4501329402}}</ref>ことから、ハードウェアとしての電子戦機は、電子攻撃ないし電子戦支援を重視して装備されることが多い。電子攻撃を重視する機体については、[[電子攻撃#電子対抗手段 (ECM)|電子対抗手段(ECM)]]を主とする'''電子妨害機'''と、[[電子攻撃#対電波放射源兵器 (ARW)|対電波放射源兵器(ARW)]]を主とする'''[[航空作戦#敵防空網制圧|SEAD]]機'''がある。一方、電子戦支援を重視する機体については'''電子偵察機'''と通称されるが、作戦指揮官のための電子戦支援だけでなく、[[諜報活動]]の分野に属する[[シギント|SIGINT]](COMINT、ELINTなど)にも用いられる。
 
なお、このように電子戦が重視されている状況から、専任の電子戦機以外の航空機にも、ある程度の電子戦用の機材が搭載されていることが多い。特に[[早期警戒管制機]](AWACS)は概して強力な電子戦能力を備え、また[[対潜戦]]の必要上から[[対潜哨戒機]]は電子戦支援に注力している。それ以外の作戦機も、自衛用のES装備である{{仮リンク|[[レーダー警報受信機|en|Radar warning receiver|label=レーダー警報受信機(RWR)}}]]は搭載していることが多く、自衛用のECM装備である[[電波妨害装置]]についても、内蔵型ないし外装型の様々な機種が開発されている。
 
== 主要各国の電子戦機 ==