「スピード測定器」の版間の差分

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<ref>同告示第1項第4号による。</ref>
で誰でも使用できる。
 
{{要出典範囲|測定はバックネット方向から行う。電光掲示板に表示する球速の測定を行う測定器はバックネットやフェンスに固定して設置してあることが多い(主審の更に後ろにある[[パラボラアンテナ]]がそれである)。真後ろからの測定では審判や捕手に隠れて測定できないため、やや斜めから測定を行う。このため、全ての球場での殆どの計測において、真の球速を計測できていない。稀に球の進行方向がほぼ完全に測定器に正対する場合に、ほぼ正確な球速が測れる場合があるが、それ以外の場合においては全て、真の球速より遅く計測されていることになる。同じ原因により、測定器をバックネットの中心より左右どちらかにずれた位置に設置してある球場では、ボールの角度と測定器の位置により、統計的な視点で見ると、右投手か左投手の一方の球速が他方より相対的に遅く測定される。[[阪神甲子園球場]]は左投手の球速が遅く出るとされ、ボールに対して真正面から測定していたスカウトの携帯測定器の方が速い値を計測した例もある。しかし、実際より遅く測定されることを避ける為に、生の測定結果に一定の比率で値を加えるなどの結果を修正する機能を測定器に加えることは厳禁である。そのようなことをすれば、球の進行方向と測定器が正対した場合に著しく真の球速と異なる球速が計測されてしまう|date=2011年3月}}。
 
=== 日本プロ野球 ===
{{要出典範囲|[[広島東洋カープ]]の元オーナー・[[松田耕平]]が1976年秋の教育リーグの土産としてアメリカから持ち帰り、[[スカウト]]の[[木庭教]]に渡して、木庭が使用したのが最初である。初期の型は非常に大きな物で、バックネット裏で木庭が[[鞄]]から取り出して構えると、周りにいた他球団のスカウトが「何だ、あれは」と驚くほどの大きさだった。他球団もこれを採用し、[[智辯学園高等学校|智弁学園]]・[[山口哲治]](元[[近鉄バファローズ|近鉄]])との投げ合いで[[高校野球|甲子園]]を沸かせた[[中日ドラゴンズ|中日]]・[[小松辰雄]]が[[1979年]]、高卒新人ながら、剛速球を投げたため、各テレビ局がスピードガンによる球速をテレビ画面に表示した。小松が、150キロを連発したことで大きな話題を呼び一般的に定着した。もちろん球の速さだけが、好投手の条件では無いが、大きな要素であることは間違いない。登場当初は平均球速を表示する局もあれば[[フジテレビジョン|フジテレビ]]及び[[東海テレビ放送|東海テレビ]]のように球速でも投げ始めの初速、および捕手がキャッチする寸前の終速をそれぞれ表示していた時期もあったが、現在では全てのテレビ局が初速のみを表示している。プロ球団の本拠地球場にも備え付けのスピードガンが設置されており、これも初速が計測され、スコアボードに表示されるようになっている|date=2011年3月}}。
 
=== 高校野球 ===
{{要出典範囲|[[高校野球]]の甲子園大会では[[毎日放送]]が[[第51回選抜高等学校野球大会]]のテレビ中継から導入しているが、同じく中継を行う[[日本放送協会|NHK]]は「高校野球中継での球速表示はアマチュア精神の冒涜だ」という理由で長らく採用せず、2000年夏になってようやく採用した。また、高校野球における[[阪神甲子園球場#スコアボード|甲子園球場のスコアボード]]での球速表示も2004年春になって採用された。これ以前は、スカウトがスピードガンを球場に持ち込むことが多く、甲子園大会の球速記録の多くは、テレビのものではなくスカウトのガンによるものであった。そのため、複数のスカウトのガンと球場のガンの中で最も球速を計測したものが記録として採用されることが多かった。しかし、スコアボードに表示されるようになると[[スポーツ新聞]]などは球場のものを優先して報道するようになった。採用以前と採用以後の甲子園大会における球速記録はさほど変わりがないが、テレビの表示で145キロ以上を記録した投手は最近増えている傾向にある|date=2011年3月}}。
 
=== メジャーリーグ ===