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== 無許可のコピー ==
[[画像:Leather Clothing Kime.jpg|thumb|right|[[オーストラリア|豪]]・[[Kiwi社]]の商品を模して製造された製品]]
主にベストセラーやロングセラーの、優れた機能・設計や、高い市場[[価値]]を持つ商品を模して製造する。またメディア関連のデータを複製して販売している物もこの範疇に含まれる。<br />
 
往々にしてオリジナルの商品と比較して粗悪な材料を使用していたり、分解した部品を[[採寸]]した際に発生する誤差により、機能や耐久性の面で劣る場合があり、そのようなものは単純に[[粗悪品]]と呼ばれる場合もある。
 
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* [[コンテンツ]]、[[キャラクター]]、[[ソフトウェア]] → [[著作権]]。
 
オリジナルと誤認しうる場合は、知的財産権侵害とは別に、[[不正競争防止法]]に触れることもある。<br />
 
[[輸入]]([[海外旅行]]での買い物を含む)にも制限がある。日本では、[[関税法]](2006年までは[[関税定率法]])で定められる「[[輸入してはならない貨物]]」に含まれている。
 
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== ライセンス生産 ==
{{main|ライセンス生産}}
オリジナル製品の権利者の許可([[ライセンス]])の下、生産される。ブランドの商標権がライセンスされる場合には、オリジナルと同じないし類似したブランド(偽ブランドとはならない)で売られるが、そうでない場合は独自ブランドとなる。<br />
 
品質はオリジナルと同等のことが多い。特に、ブランドがライセンスされている場合はそうである。しかし、ライセンシーの技術力が不足していたり、[[技術流出]]防止のために[[技術移転]]が制限された場合などには、オリジナルより劣ることになる。
 
==レプリカ==
{{main|レプリカ}}
過去の製品を、材料のみ現代品を使って(当時の物は入手不可能な為)正確に再現した[[レプリカ]]というジャンルも存在し、これらに関しては熱烈な[[ファン]]を獲得するなど、固有の市場が発生している。<br />
 
これらは基本的に、オリジナルの知的財産権が残存している場合でも、権利者がライセンスを与えているもしくは権利者自身が製造している正規商品のため、偽物とはいえない。しかし、一度市場に出た正規のレプリカが、レプリカと明言されずに売られることはある。
 
== 人造製品 ==
天然の物が高価であったり、稀少な場合などにしばしば生産される人工の製品。[[合成皮革]](商標名「クラリーノ」「エクセーヌ」など)などは、このジャンルでは最も成功した部類であり、天然皮革には無い防水性や耐候性から、むしろ必要とされて利用される場合もある。[[服飾]]関係では、かつては稀少な[[毛皮]]の代わりに、最近では[[動物の権利]]問題などモラル面から[[フェイクファー]](人造毛皮)も多く使われている。<br />
 
食品関係で有名な例としては[[カニカマ|かにカマボコ]]がある。かにカマボコは消費者が本物の[[カニ|蟹]]を加工した食品と混同するとして、農林水産省の指示で「カニ」を商品名に使えなくなった経緯がある<ref>{{PDFlink|[http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/pdf/kijun_24.pdf 風味かまぼこ品質表示基準]6条2参照}}2000年12月制定</ref>。実際は[[スケトウダラ|スケソウダラ]]のすり身を使い、カニの煮汁で風味をつけた[[蒲鉾]]である。人造食品としては、大正時代からある育児用「[[粉ミルク]]」がある。また、化学技術の発達から派生した技術を用いた、近年における代表的なものとしては、人造[[イクラ]]がある<ref>紙尾康作「[http://ci.nii.ac.jp/naid/40000389810 何をどうしてつくるか~化学がつくるコピー食品の精粋~人造イクラ]」月刊『化学』1984年1月号(39巻1号)、35頁</ref>。<br />
 
[[ハゲ|毛生え]]薬や[[インポテンツ|性的不能]]治療の模造[[医薬品]]も多い。