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現代への影響
Frozen-mikan (会話 | 投稿記録)
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== 後継者の発展 ==
{{仮リンク|[[ポール・フェダーン|en|Paul Federn}}]]は最重度の[[メランコリー]]に「死の欲動」が観察されるとし、同様の指摘はしばしばなされる。フロイトの弟子にも受け入れた者はいたが、しかし大勢ではフロイトの「死の欲動」概念は批判が多く、フロイト死後になってから、死の欲動の考えを取り入れた学者達により新たな展開がなされてゆく。継承発展させた人物は[[メラニー・クライン]]、[[ジャック・ラカン]]が代表的である。
 
現代では「死の欲動」という概念は精神分析の臨床では用いられにくく、むしろ「攻撃性」それ自体が本質的なものとして考えられている。それは臨床において現れるのは「死の欲動」という[[概念]]ではなく、むしろ[[医師]]への攻撃的な反応や怒りだからである。また[[自傷行為]]や[[自罰行為]]も見られ、このことから「攻撃的なもの」としての死の欲動の概念が深く考えられるようになった。