「岡村俊昭」の版間の差分

台湾・[[花蓮県]]に生まれ育ち、夜間学校に通いながら町の軟式野球チームに所属していた<ref>台湾の野球人に関する事典サイト「台湾棒球維基館」には「[[アミ族]]（阿美族）」とある[http://twbsball.dils.tku.edu.tw/wiki/index.php/%E8%91%89%E5%A4%A9%E9%80%81]。</ref>。1929年に[[平安中学校]]に進学。当時、平安中には野球の盛んな花蓮からすでに4人の選手が野球留学しており、岡村もそれを追う形になった。平安中学時代には主に[[捕手]]を務め、[[第19回全国中等学校優勝野球大会|1933年夏の甲子園大会]]では準優勝を果たしている。ちなみに甲子園には9回出場しており<ref>[http://teto.nekonikoban.org/data%20arekore/syutujosensyu.html 5大会以上甲子園に出場した選手（ベンチ入りも含む）（野球回廊のページ）]</ref>、最多出場記録保持者4名のうちの1人でもある<ref>他の3人は岡村とチームメイトでもあった波利熊雄、光林俊盛。そして加茂国造（[[和歌山県立向陽高等学校|海草中]]）。このうち、岡村と光林のみ9回ともレギュラーとして出場した。（加茂は1回、波利は2回[[補欠]]だった。）</ref>。平安中学卒業後、日本大学（旧制）を経て1939年に南海軍に入団。プロ入り後に外野手に転向する。転向当初は守備に不安定な面があり、初年度の1939年7月30日の対[[阪神タイガース|阪神]]戦（[[中百舌鳥球場]]）では3度落球し、外野手の1試合最多[[失策]]を記録した<ref>[[宇佐美徹也]]『プロ野球データブック'84』講談社文庫、1984年、P457。このうち2つは1回裏に連続して記録した。</ref>。