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[[阿寒湖]]のマリモはその美しい姿や希少性から[[1952年]]に国の[[特別天然記念物]]に指定された。また、近年各地で個体数が減少しており、種として[[環境省]]の[[レッドリスト]]で[[絶滅危惧種]]で掲載されている。また、[[阿寒湖]]のマリモは直径30cm程度まで生長するが、[[太陽光]]の届かない中心部は糸状体が枯れて空洞になっているため、大きさを支えきれずに壊れてしまう。だがその後は小さいマリモとなり、再び成長を続けていく。なお[[3月29日]]は阿寒湖のマリモが天然記念物に指定された日であり、この日はマリモの日とされている。
 
日本国外では、[[アイスランド]]の[[ミーヴァトン湖]]や[[エストニア]]の[[オイツ湖]]などで球状の集合体が確認され、ヨーロッパ北部の諸国・ロシア・アメリカなど北半球に広く分布している種であることが近年分かってきた。2011年12月、釧路市教育委員会マリモ研究室の研究によって、北半球のマリモの全てが日本の湖のマリモを起源とする可能性が高いことが判明した。渡り鳥などが食べて、他の地域へと運んだ可能性が高いという。阿寒湖はマリモが現存する国内の湖の中で形成時期が最も古いが、長い歴史の中で消滅した湖もあり、国内のどこの湖が起源かを特定するのは困難とのことである<ref>[http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2E5E2E3908DE2E5E2E3E0E2E3E09180EAE2E2E2 マリモは日本が起源、渡り鳥が広める] - 日本経済新聞 2012年1月7日</ref><ref>[http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20120109hog00m040002000c.html マリモ:日本起源で世界に分布? 釧路市教委が解析、渡り鳥が介在か] - 毎日新聞 2012年1月9日</ref>。なおミーヴァトン湖には、日本の阿寒湖の20倍ほどの量(2000万個ほど)マリモが存在する、とされている<ref>「[[世界まる見え]]」 2013年3月17日放送</ref>。
 
== 生態 ==