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== 生活の形として ==
ロゼットからなる植物として、身近な植物では、[[オオバコ]]や[[タンポポ]]がそうである。これらの植物は終生ロゼット葉だけしか出さない。この様な植物は背が高くなれないから、他の植物と背伸び競争をすれば簡単に負ける。つまり、薮になれば生存できない。この様な植物が生活を続けられる場所は、より高くなる植物が侵入、少なくとも恒久的には生活できない場所である。

== 成育環境 ==
ロゼット型植物の成育できる環境として、もっとも身近なのは、人間の手限らよる攪乱が頻繁に起きる場所である。したがって、そこに生えるのは雑草と呼ばる草である。すなわち、まめに刈り入れが行なわれる場所、[[家畜]]によって背の高い草が齧られる場所、踏みつけによって背が高くなれない場所などである。オオバコの場合、踏みつけへの耐性の高さによって、そのような場所での生存が可能になっている。
 
このほか、背が高くならない植物群落にはロゼット葉のみからなる植物の例が若干ある。
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*塩性湿地:[[ハマサジ]]
*水面の水草:[[ヒシ]]・[[ホテイアオイ]]
 
熱帯の高山帯では、大型ロゼット植物という、特殊な姿の植物が知られる。
 
また、森林内でも[[着生植物]]には似た姿になる例がある。[[熱帯多雨林]]に成育する[[オオタニワタリ]]や[[アナナス]]であるが、これはむしろ、落ち葉や水をためるための適応のようである。