「File Transfer Protocol」の版間の差分

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*ユーザ名保護
 
FTPは通信内容を暗号化できない。通信経路上でパケットをキャプチャすることで、ユーザ名・パスワード・コマンド・データといった情報を容易に盗聴できる。この問題は、[[SMTP]]や[[IMAP]]といった他の歴史のあるインターネットプロトコルでも同様である。これらのプロトコル解決セキュアにするために一般的な方法は、[[Transport Layer Security|SSL/TLS]]コネクセッション上でFTPの通信を行うことである。FTPでこれを行うのが[[SFTP]]や、である。また[[SSH]]を介してファイル転送を行う[[SFTP]]、[[SCP]]といったツールが使われもある。
 
現在では、FTPのかわりに [[FTPS]] (FTP with SSL/TLS) や [[SFTP]] (SSH File Transfer Protocol) といったプロトコルがよく用いられる。
 
FTPは、サーバ(ウェブサーバなど)へのアップロードを行う場合、[[コマンド (コンピュータ)|コマンド]]によりサーバ側のファイルを変更、消去することも可能であるため(一般的にクライアント側からのウェブサーバ内のデータファイルの入れ替えや削除などのメンテナンスは、FTPソフトを使って行うことが多い)、転送前にユーザー名とパスワードによる認証が必要となる。通常のFTPアップロードでは、パスワードが暗号化されず危険であるため、[[ワンタイムパスワード]]を利用した認証を行ったり、[[SFTP]]や[[Secure_copy|SCP]](「[[#同様の目的に使えるプロトコル|同様の目的に使えるプロトコル]]」参照)などで代替したりすることが多い。
 
一方、フリーソフトなどのダウンロード専用のFTPサーバでは、認証無しで接続・ダウンロードできるサーバも多い。
 
== 関連RFC ==