「内之浦宇宙空間観測所」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
RJANKA (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
11行目:
日本最初の[[人工衛星]]である「[[おおすみ]]」(内之浦のある[[大隅半島]]にちなんで名づけられた)の打ち上げなど、ISASが独自に開発した[[ロケットエンジンの推進剤#固体燃料ロケット|固体燃料ロケット]]である[[カッパロケット|カッパ]]、[[ラムダロケット|ラムダ]]、[[ミューロケット|ミュー]]などを用いての宇宙観測や技術試験、[[宇宙望遠鏡|天文観測衛星]]・[[惑星探査機]]の打ち上げ、また、それらの追跡・管制を行っている。
 
内之浦では大型ロケットの打ち上げとしては世界的に珍しい傾斜発射を行うことを特徴としてい。これは、ロケットを早く海上に放出することで、万一事故が発生した場合の被害を少なくするためである。この傾斜発射台は[[イプシロンロケット]]では不要な為、通常の垂直発射台に改造された。
 
== 主なロケット打ち上げ実績 ==
17行目:
* [[ラムダロケット]] - L-2, L-3, [[L-4Sロケット|L-4S]], 他 全25機
* [[ミューロケット]] - [[M-4S]], [[M-3SII]], [[M-V]] 他 全32機
* [[イプシロンロケット]] - 1機
* [[観測ロケット]]等の多種多様な小型[[ロケット]] 全200機以上
計約400機が打ち上げられている。
22 ⟶ 23行目:
== 主な施設 ==
* Mセンター(ミューセンター)
*: ミューロケットの発射台地(打ち上げ施設)で、ロケット組立、打ち上げ管制、発射装置(発射塔とランチャー)などの機能を持つ。[[ロケットエンジンの推進剤#固体ロケット|固体燃料ロケット]]としては世界最大級の[[M-Vロケット]]の打ち上げに使用されていた。M-Vロケット廃止に伴い[[イプシロンロケット]]打ち上げ用に改修が行われることが検討されている。[[2001年]]までは2基目のラムダ発射台が設置されており、ロケットセンターがKSセンターに改修された後のラムダロケットの打ち上げに使用されていた。
* KSセンター
*: 小型の[[S-520ロケット]]、[[S-310ロケット]]、[[MT-135ロケット|MT-135型観測ロケット]]の発射台地で、ロケット組立、打ち上げ管制のコントロールセンター、ランチャーなどの機能を持つ。ラムダ発射台([[国立科学博物館]]前に展示がある)等の設備を有していたロケットセンターの跡地に建設されたものである。ランチャーは高さ約17mの鉄筋コンクリート製ランチャードームの屋内に設置されている。打ち上げ時には天井が開く仕組みとなっており、ロケットはドーム内で打ち上げ態勢に入り、そのまま打ち上げられる。