「ボイジャー1号」の版間の差分
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ボイジャー1号は太陽から約140億km(約95[[天文単位|AU]])の距離で[[ヘリオポーズ|末端衝撃波面]]を越え、太陽圏と星間空間の間の衝撃波領域である[[ヘリオポーズ|ヘリオシース]]に入ったと見られている。その後、ボイジャー1号がヘリオポーズを通過し、研究者が星間物質の状態を直接観測したデータを初めて得ることができた。
ボイジャー1号の最初の目標は[[木星]]と[[土星]]及びそれらに付随する[[衛星]]と[[環 (天体)|環]]であった。2011年現在のミッションはヘリオポーズの検出と[[太陽風]]や[[星間物質]]の粒子観測である。2機のボイジャー探査機ではそれぞれ3個の[[原子力電池]]が電力を供給している。この発電装置は当初想定されていた寿命を大幅に超えて
ボイジャー1号は太陽系外に向かって飛行中、太陽風の速度が、それまでの時速112万kmから16万km以下に極端に落ちた。また太陽系外の星間物質(ガス)が検知された。これらからボイジャー1号が末端衝撃波面(Termination Shock)を通過していることが判明した。
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