「オポッサム形目」の版間の差分

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{{混同|x1=オーストラリアとその周辺の|ポッサム}}
 
{{出典の明記|date=2013年8月15日 (木) 13:44 (UTC)}}
{{生物分類表
|名称 = オポッサム目・オポッサム科
|画像 = [[画像:Possum122708.JPG|240px]]
|画像キャプション = [[キタオポッサム]] ''{{snamei||Didelphis virginiana''}}
|省略=哺乳綱
|亜綱 = [[獣亜綱]] [[w:Theria{{sname||Theria]]}}
|下綱 = [[後獣下綱]] [[w:Metatheria{{sname||Metatheria]]}}
|上目 = [[有袋上目]] [[:en:Marsupialia{{sname||Marsupialia]]}}
|目 = '''オポッサム目''' [[:en:Didelphimorphia{{sname||Didelphimorphia]]}}
|科 = '''オポッサム科''' [[:en:Didelphidae{{sname||Didelphidae]]}}
|学名 = Didelphidae {{AUY|[[ジョン・エドワード・グレイ|Gray]]|1821}}<br/>Didelphimorphia {{AUY|{{Taxonomist|Gill}}|1872}}
|和名 = オポッサム
|英名 = Opossumopossum
|下位分類名 = 亜科
|下位分類 =
* [[オポッサム亜科]] [[w:Didelphinae{{sname||Didelphinae]]}}
* [[ウーリーオッポッサム亜科]] [[w:Caluromyinae{{sname||Caluromyinae]]}}
}}
 
[[画像:Opossum-drawing.jpg|thumb|キタオポッサムのイラスト]]
 
'''オポッサム''' (Opossum{{en|opossum}}) は、[[有袋類]]'''オポッサム目''' Didelphimorphia '''オポッサム科''' Didelphidae の総称である。[[単型 (分類学)|1目1科]]。[[アメリカ大陸]]に分布する。
 
ただし[[オーストラリア]]では、[[カンガルー目]]の[[ポッサム]]のことをオポッサムということがあるので注意。
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オポッサムは、外見は少しネズミに似ているが、[[カンガルー]]や[[コアラ]]などと同様に腹に育児嚢(いくじのう)という袋をもつ[[有袋類]]であり、[[ネズミ]]に似た外見をしていることから、'''フクロネズミ'''とも呼ばれる。
 
オポッサムは12-1412–14日程度という非常に短い[[妊娠]]期間を経て、胎児の状態で出産される。生まれた子は、ただちに這って育児嚢にたどり着き、嚢の内部にある乳首から乳を吸って過ごすようになる。しばらくは育児嚢で育てられるが、大きくなると育児嚢から出て、親の背中で過ごすことが多くなる。親が子を背負う姿から、'''コモリネズミ'''の別名が使われることもある。
 
シロミミオポッサムは鳥・カエルを食べる。 また、[[擬死|死んだふり]]をする動物として有名である。
 
== 分布 ==
一般に有袋類は[[オーストラリア]]に生息するものがよく知られるが、オポッサムは[[北アメリカ]]大陸から[[南アメリカ]]大陸にかけて生息する。このオポッサム科の種数は70種以上と、有袋類のなかで最大である。
 
有袋類は[[有胎盤類]]より先に出現し、その後に現われた有胎盤類により生態系の位置を奪われた。しかし[[オーストラリア大陸]]と[[南アメリカ大陸]]は他の大陸から遠く隔絶していたため、[[ユーラシア大陸]]の有胎盤類はこの2大陸に侵入できず、この地域のみ有袋類の世界が残った。
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しかし、オポッサム類だけは生き残り、逆に陸橋を通って北アメリカ大陸に進出している。
 
その理由は未解明だが、仮説の1つは、原始的な形態を持つために特定環境への[[適応]]をあまり発達させていなかったからではないかとする。つまり、様々な環境変化に対応することが可能だったのだ、というのである。
 
{{哺乳類}}
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{{DEFAULTSORT:おほつさむ}}
[[Category:有袋類]]
 
[[la:Didelphis]]