「M116 75mm榴弾砲」の版間の差分
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: [[エアボーン|空中投下]]用の砲架。基本的にはM1砲架と同一の構造であるが、車輪が空気入りのゴムタイヤに変更されている。
本砲の特徴は、[[1/4tトラック]]([[ジープ]]や[[M151]])による牽引、ヘリ空輸、[[パラシュート]]降下など柔軟な運用が可能であることである。初期型のM1では、各々73
== 運用 ==
[[アメリカ陸軍]]において、本砲は[[エアボーン|空挺部隊]]と[[山岳戦|山岳部隊]]に配備された。1944年2月型の空挺師団においては、75mm砲装備部隊として3個大隊が編成されており、計36門が装備されていた。2個はグライダー輸送を想定し、それぞれが6門を装備する2個射撃中隊を有していた。残る1個は[[空中投下]]を想定し、4門を装備する3個射撃中隊を有していた。同年12月の改編により、合計装備数は60門に増強された。また、[[第10山岳師団 (アメリカ軍)|第10山岳師団]]では、12門を装備する大隊3個が編組されていた。
一方、[[アメリカ海兵隊]]においては、1943年のEシリーズ編制表では、各師団には12門を装備する3個砲兵大隊が編組されていた。しかし、1944年に採択されたFシリーズ編制表では75mm砲装備大隊は2個に削減され、1945年に採択されたGシリーズ編制表ではついにゼロとされて、105mm砲と155mm砲に完全に更新された。
このように[[アメリカ軍]]において採用される一方で、戦中より、本砲は様々な国に供与された。特に有名なのが[[中華民国]]に供与されたもので、計762門が供与され、また、[[中国国民党]]軍が本土を放棄したのちに[[中国共産党]]によって[[鹵獲]]されたものの一部は、さらに[[ベトミン]]軍に供与された。これらは[[ディエンビエンフーの戦い]]において、[[フランス軍]]が火砲の運用困難と断じた山中を人力担送で踏破し、[[ディエンビエンフー]]を包囲する火網の一翼を担った。また、[[トルコ軍]]に供与されたものは、トルコ南東部における[[クルディスタン労働者党]]に対する[[対ゲリラ作戦]]において
[[陸上自衛隊]]においても150門以上が供与され、各方面隊直轄の[[特科]]部隊([[第1特科団]]や各特科群)において、より大口径の[[榴弾砲]]や[[ロケット砲]]を補完して配備された。しかし[[1980年]]ごろより返納が開始され、[[1980年代]]後半には運用を終了した。現在では、一部の[[駐屯地]]に展示用として残されるのみである。
== 諸元・性能 (M8砲架) ==
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**'''全備重量''': 720kg
|全長=3200mm
|砲員数=
|その他の諸元=
<!--性能-->
|俯仰角=-
|旋回角=左右3°
|初速=
|最大射程=8,925m
|発射速度=10発/分(最大)
|その他の性能=
<!--メカニズム-->
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|弾薬=半完全弾薬筒(M66 HEAT弾のみ完全弾薬筒)
|砲弾=
** M48榴弾 {{flagicon|USA}}
*** 有効範囲:正面幅20m×縦深15m
** M66 HEAT弾 {{flagicon|USA}}
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