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→‎材料・調理法: 炒ったあと佃煮にする
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[[画像File:Inago_no_tsukudaniInago no tsukudani 02.jpg|thumb|300px|いなごの佃煮]]'''いなごの佃煮'''(いなごのつくだに)とは、[[バッタ]]の仲間である[[イナゴ]]を利用した[[佃煮]]にした料理
 
==概要==
[[山形県]]の内陸部、[[群馬県]]、[[長野県]]、[[福島県]]など、海産物が少ない山間部を中心に多く食用とされる。
イナゴは[[バッタ]]の仲間の[[昆虫]]であり、佃煮は[[醤油]]、[[砂糖]]、[[水飴]]などで味付けして煮た料理である。食味は一般的な佃煮と同じく甘辛い。わずかに、[[緑茶]]の茶葉のような爽やかな風味もある。歯ごたえは小[[エビ]]に似る。
 
イナゴは[[山形県]]の内陸部、[[群馬県]]、[[長野県]]、[[福島県]]など、海産物が少ない山間部を中心に多く食用とされる。佃煮にされるのは、体長3センチメートル前後のイナゴの成虫である。
他にも[[はちのこ|蜂の子]]や[[ざざむし]]、[[ゲンゴロウ]]などを佃煮として食べる地方がある(長野県[[伊那谷]]地方など)。また、イナゴを炒めた「'''なご炒り'''」という料理もある(長野県[[大北地域|大町]]地方など)。
 
イナゴのほかにも[[はちのこ|蜂の子]]や[[ざざむし]]、[[ゲンゴロウ]]などの昆虫や昆虫の[[幼虫]]を佃煮として食べる地方ある(長野県[[伊那谷]]地方など)。また、佃煮のほか、イナゴを炒めた「'''なご炒り'''」という料理もある(長野県[[大北地域|大町]]地方など)。
 
== 材料・調理法 ==
主な材料・調理法は以下の通り。
 
秋に田んぼなどで大量に発生するイナゴを集める。また、イナゴ料理が盛んな地域では、食用としてイナゴの生体が市販されている場合もある。数日飼って糞出しを行ったのち、必要に応じて、ギザギザのある後ろ脚や羽を取り除き、ざるにいれて水洗いし、[[焙烙]](ほうろく。素焼きの土鍋)などで炒ったあと大鍋で長時間熱湯で煮る。[[醤油]]や[[砂糖]]などの調味料を加え、更に数時間煮続けることで佃煮となる。
 
== 関連項目 ==