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| 次作= [[貞子3D2]]
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『'''貞子3D'''』(さだこスリーディー)は、[[2012年]][[5月12日]]に公開の[[日本]]の[[ホラー映画|ホラー]]映画。監督はそれまでのリングシリーズを監督していた[[中田秀夫]]や[[鶴田法男]]ではなく『[[高校デビュー]]』の英勉。脚本も[[高橋洋]]ではなく[[藤岡美暢]]と英勉の共同脚本となっている。主演は石原さとみ
 
== 概要 ==
鈴木光司書き下ろし『[[エス (鈴木光司の小説)|エス]]』を原作とし、『[[リング (鈴木光司の小説)|リング]]』シリーズ完結後の約12年後に製作された。『[[リング (映画)|リング]]』『[[らせん (鈴木光司の小説)|らせん]]』『[[リング2]]』『[[リング0 バースデイ]]』に続く映画シリーズ第5作で、シリーズ初の3D[[立体映画]](3D/2D同時公開)となる。
 
ストーリーは「エス」の忠実な映画化ではなく、同作の登場人物や各種設定を応用して映画オリジナルの物語に再構築したもので、最大の違いは原作で間接的に登場するにすぎない[[山村貞子]]を、旧映画シリーズ同様に殺人モンスターとして登場させており、ジャンルとしては旧映画シリーズの系譜上にある作品となっている。また、主要人物である柏田は、原作の正体は前シリーズに繋がる重要人物であったが、本作ではこの設定は一切描かれず、従って前シリーズとの関連性は一切ない、独立した物語となっている。また、前映画シリーズはシリアス路線だったのに対し、本作ではコメディ要素も多数含まれており、終盤に登場する異形の貞子群に主人公が鉄パイプで立ち向かうなど、アクション性も強調されている。
 
監督はそれまでのリングシリーズを監督していた[[中田秀夫]]や[[鶴田法男]]ではなく『[[高校デビュー]]』の英勉。脚本も[[高橋洋]]ではなく[[藤岡美暢]]と英勉の共同脚本となっている。と主演は石原さとみ。貞子役の橋本愛は公開間近まで伏せられていた<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2012/05/11/079/ 『貞子3D』、伏せられていた貞子役は橋本愛だった「すみません、私で」]マイナビニュース 2012年5月11日</ref>。時代背景にあわせ[[ニコニコ動画]]を題材としている。
 
キャッチコピーは「'''"S"の復活-'''」。
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2013年8月30日には続編『[[貞子3D2]]』が公開された。
 
== 封切り概要 ==
鈴木光司書き下ろし『[[エス (鈴木光司の小説)|エス]]』を原作とし、『[[リング (鈴木光司の小説)|リング]]』シリーズ完結後の約12年後に製作された。『[[リング (映画)|リング]]』『[[らせん (鈴木光司の小説)|らせん]]』『[[リング2]]』『[[リング0 バースデイ]]』に続く映画シリーズ第5作で、シリーズ初の3D[[立体映画]](3D/2D同時公開)となる。
日本では全国214スクリーンで公開され、初週5月12日、13日の土日2日間で動員15万4,148人、興行収入2億4,641万4,100円となり、興行通信社調べによる興収ランキング2位を記録し、10代、20代の若年層を中心としたヒットとなった<ref>{{Cite web |author=壬生智裕 |date=2012-05-15 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0042111 |title=『テルマエ・ロマエ』が動員200万人突破でV3!『貞子3D』は若者層にアピールし2位初登場!!【映画週末興行成績】 |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2012-05-15}}</ref>。
 
ストーリーは『エス』の忠実な映画化ではなく、同作の登場人物や各種設定を応用して映画オリジナルの物語に再構築したもので、最大の違いは原作で間接的に登場するにすぎない[[山村貞子]]を、旧映画シリーズ同様に殺人モンスターとして登場させており、ジャンルとしては旧映画シリーズの系譜上にある作品となっている。
日本国外では、[[大韓民国|韓国]]で6月14日より200スクリーンで上映される予定のほか、[[香港]]でも同日より、[[シンガポール]]で6月21日から、[[台湾]]などでも上映される予定である<ref>{{Cite web |author=Narinari.com編集部 |date=2012-05-12 |url=http://www.narinari.com/Nd/20120517953.html |title=「貞子3D」の世界進出が決定、韓国では最大級の200スクリーンで公開。 |publisher=[[Narinari.com]] |accessdate=2012-05-15}}</ref>。
 
本作のヒットを記念して同年6月7日に東京・角川シネマ新宿にて貞子4Dの上映が行われた<ref>{{Cite web |author=映画.com速報|date=2012-06-01 |url=http://eiga.com/news/20120601/12/ |title=貞子の呪いがスクリーンを抜け出す!「貞子4D」1日限定で開催決定 |publisher=[[映画.com]]|accessdate=2012-06-11}}</ref>。4Dでは本編のシーンに合わせ劇場をアトラクション化した演出がおこなわれている。<!--「音量全開の爆音上映」「白い煙(CO2)の大量噴射」と「何者かに突然足をつかまれる」「マジックテープで腕が縛られる(一部座席)」「貞子の大群が場内に出現」「場内の井戸から何者かが登場する」など-->
 
== あらすじ ==
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一方、茜の恋人の'''安藤孝則'''もまた「呪いの動画」の再生に成功してしまう。しかし今回も、動画に登場した謎の女は茜に対し「お前だ」と宣言する。孝則と茜はその場から逃げ出すが、街中のディスプレイから飛び出してきた謎の女によって、孝則は異世界へ引きずり込まれてしまう。
 
その頃、柏田の捜査を進めていた'''中村刑事'''が突然自殺してしまう。残された小磯は柏田を追い続け、遂に柏田が目指していたもの~'''「Sの復活」'''というキーワードに突き当たった。そして追跡過程で小磯は茜と知り合い、共に『S』が潜む場所を突き止め、向かうことになる。だがそこに現れたのは、逆四つ這いで這いまわる化け物の大群だった・・
 
== キャスト ==
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== プロモーション活動 ==
[[始球式]]や[[ケロロ軍曹]]、[[ハローキティ]]等の各種コラボレーションなど、各所で積極的な宣伝活動・広報活動を行った。『[[くるねこ]]』とコラボレーションたマナー特報や<ref>[http://www.oricon.co.jp/news/movie/2010738/full/ 中谷美紀、13年ぶりに“貞子”出演 「貞子×くるねこ』劇場マナーCM完成]ORYCON STYLE 2012年4月27日</ref>、『[[かよえ!チュー学]]』とのコラボアニメも制作されている<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0041835 「貞子」と石原さとみがアニメ化!「かよチュー」とコラボ決定!]シネマトゥデイ 2012年5月7日</ref>
 
* 2012年4月29日に[[GREE]]のソーシャルゲーム『秘録 妖怪大戦争』の「妖恋百物語」に登場<ref>[http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=14212 映画『貞子3D』と超絶タイアップ!『秘録 妖怪大戦争』に「貞子」が登場!“萌え貞子”と恋をしてみない!?]Cinema TOPICS ONLINE 2012年5月1日</ref>。
* 2012年[[5月6日]]には渋谷[[スクランブル交差点]]で貞子が50人以上出現したゲリライベントが行われた<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0041787 “貞子”50人以上が渋谷スクランブル交差点をジャック! 街はパニック、通行人は大絶叫!?]シネマトゥデイ 2012年5月6日</ref>。
* 2012年5月10日よりソーシャルゲーム『ガメラバトル』にて新イベント「謎のミュータント 貞子」を配信<ref>[http://www.4gamer.net/games/153/G015308/20120511015/ 「ガメラバトル」,映画「貞子3D」とタイアップしたイベントを実施中]4Gamer.net 2012年5月11日</ref>。
* 2012年[[5月12日]]には特別番組として[[ニコニコ生放送]]で『貞子の部屋』を放送<ref>[http://natalie.mu/music/news/69118 シド、「貞子の部屋」にお呼ばれ出演]ナタリー 2012年5月11日</ref>。
* 2012年7月14日には屋内型テーマパーク、[[東京ジョイポリス]]にて『貞子3D 呪いのツアー』がアトラクションとして登場する<ref>[http://www.famitsu.com/news/201204/23013566.html 東京ジョイポリス、リニューアルと同時にホラーアトラクション『貞子3D 呪いのツアー』をオープン!]ファミ通.com 2012年4月23日</ref>。
 
== 封切り ==
日本では全国214スクリーンで公開され、初週5月12日、13日の土日2日間で動員15万4,148人、興行収入2億4,641万4,100円となり、興行通信社調べによる興収ランキング2位を記録し、10代、20代の若年層を中心としたヒットとなった<ref>{{Cite web |author=壬生智裕 |date=2012-05-15 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0042111 |title=『テルマエ・ロマエ』が動員200万人突破でV3!V3!『貞子3D』は若者層にアピールし2位初登場!!!!【映画週末興行成績】 |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2012-05-15}}</ref>。
 
日本国外では、[[大韓民国|韓国]]で6月14日より200スクリーンで上映される予定のほか、[[香港]]でも同日より、[[シンガポール]]で6月21日から、[[台湾]]などでも上映される予定である<ref>{{Cite web |author=Narinari.com編集部 |date=2012-05-12 |url=http://www.narinari.com/Nd/20120517953.html |title=「貞子3D」の世界進出が決定、韓国では最大級の200スクリーンで公開。 |publisher=[[Narinari.com]] |accessdate=2012-05-15}}</ref>。
 
本作のヒットを記念して同年6月7日に東京・角川シネマ新宿にて貞子4Dの上映が行われた<ref>{{Cite web |author=映画.com速報|date=2012-06-01 |url=http://eiga.com/news/20120601/12/ |title=貞子の呪いがスクリーンを抜け出す!「貞子4D」1日限定で開催決定 |publisher=[[映画.com]]|accessdate=2012-06-11}}</ref>。4Dでは本編のシーンに合わせ劇場をアトラクション化した演出がおこなわれている。<!--「音量全開の爆音上映」「白い煙(CO2)の大量噴射」と「何者かに突然足をつかまれる」「マジックテープで腕が縛られる(一部座席)」「貞子の大群が場内に出現」「場内の井戸から何者かが登場する」など-->
 
== 作品解説 ==
2012年[[5月6日]]には渋谷[[スクランブル交差点]]で貞子が50人以上出現したゲリライベントが行われた<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0041787 “貞子”50人以上が渋谷スクランブル交差点をジャック! 街はパニック、通行人は大絶叫!?]シネマトゥデイ 2012年5月6日</ref>。2012年[[5月12日]]には特別番組として[[ニコニコ生放送]]で『貞子の部屋』を放送<ref>[http://music.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=1028053 シド、「貞子の部屋」にお呼ばれ出演]msnエンタメ 2012年5月11日</ref>。2012年4月29日に[[GREE]]のソーシャルゲーム『秘録 妖怪大戦争』の「妖恋百物語」に登場<ref>[http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=14212 映画『貞子3D』と超絶タイアップ!『秘録 妖怪大戦争』に「貞子」が登場!“萌え貞子”と恋をしてみない!?]Cinema TOPICS ONLINE 2012年5月1日</ref>、2012年5月10日よりソーシャルゲーム『ガメラバトル』にて新イベント「謎のミュータント 貞子」を配信している<ref>[http://www.4gamer.net/games/153/G015308/20120511015/ 「ガメラバトル」,映画「貞子3D」とタイアップしたイベントを実施中]4Gamer.net 2012年5月11日</ref>。『[[くるねこ]]』とコラボレーションしたマナー特報や<ref>[http://movies.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=999696 中谷美紀が貞子とコラボ!?『貞子3D』上映劇場限定マナーCMで「くるねこ」が貞子に!]msnエンタメ 2012年4月27日</ref>、『[[かよえ!チュー学]]』とのコラボアニメも制作されている<ref>[http://music.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=1023819 「かよチュー」×『貞子3D』がコラボ! 石原さとみさんインタビューも!]msnエンタメ 2012年5月10日</ref>。
ストーリーは「エス」の忠実な映画化ではなく、同作の登場人物や各種設定を応用して映画オリジナルの物語に再構築したもので、最大の違いは原作で間接的に登場するにすぎない[[山村貞子]]を、旧映画シリーズ同様に殺人モンスターとして登場させており、ジャンルとしては旧映画シリーズの系譜上にある作品となっている。また、主要人物である柏田は、原作の正体は前シリーズに繋がる重要人物であったが、本作ではこの設定は一切描かれず、従って前シリーズとの関連性は一切ない、独立した物語となっている。また、前映画シリーズはシリアス路線だったのに対し、本作ではコメディ要素も多数含まれており、終盤に登場する異形の貞子群に主人公が鉄パイプで立ち向かうなど、アクション性も強調されている。
 
監督はそれまでのリングシリーズを監督していた[[中田秀夫]]や[[鶴田法男]]ではなく『[[高校デビュー]]』の英勉。脚本も[[高橋洋]]ではなく[[藤岡美暢]]と英勉の共同脚本となっている。と主演は石原さとみ。貞子役の橋本愛は公開間近まで伏せられていた<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2012/05/11/079/ 『貞子3D』、伏せられていた貞子役は橋本愛だった「すみません、私で」]マイナビニュース 2012年5月11日</ref>。時代背景にあわせ[[ニコニコ動画]]を題材としている。
2012年7月14日には屋内型テーマパーク、[[東京ジョイポリス]]にて『貞子3D 呪いのツアー』がアトラクションとして登場する<ref>[http://www.famitsu.com/news/201204/23013566.html 東京ジョイポリス、リニューアルと同時にホラーアトラクション『貞子3D 呪いのツアー』をオープン!]ファミ通.com 2012年4月23日</ref>。
 
== 書籍 ==