「リリー・エルベ」の版間の差分

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子宮移植について
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そして、ついに女性の身体を求めて「母となる為」、1930年から1931年にかけて5回にわたる手術を受けることとなる。
 
まず1930年に[[ベルリン]]を訪れ[[マグヌス・ヒルシュフェルト]]の観察の下に[[睾丸]]摘出手術を受けた。次いで[[ドレスデン]]市立[[産婦人科]]診療所にてクルト・ワルネクロス([[:de:Kurt Warnekros]])により[[陰茎]]の除去と[[卵巣]]の移植手術が行われた。提供された卵巣は26歳の女性のものであった。この卵巣は拒絶反応により3回目と4回目の手術により再摘出されたが、1931年5回目の手術により[[子宮]]移植|子宮が移植]]され、50歳を前に念願の「母」の体となることができた。1930年にはリリー・エルベの手術を知ったデンマーク国王[[クリスチャン10世 (デンマーク王)|クリスチャン10世]]は即座にエルベとゲルダの婚姻を無効とした(なお、当時のデンマークは刑法により[[同性愛]]を犯罪と規定していた)。しかしゲルダはエルベの性別移行を支援し、エルベは法的性別の変更と新しい「リリー・エルベ」を記された[[パスポート]]を手にすることができた。しかしそのわずか3カ月後拒絶反応で死去した。エルベの亡骸はドレスデンに埋葬された。
 
ゲルダは離婚後、イタリアの将校で外交官の男性と再婚し[[モロッコ]]へ航った。そこでゲルダはエルベの死を知る。[[マラケシュ]]と[[カサブランカ]]で数年過ごすも、ゲルダは再び離婚し、デンマークに戻り1940年にその生涯を終えた。
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== 外部リンク ==
*[http://mb-stiftung.de/biografien/lili-elbe/ über Biografie Lili Erbe]リリー・エルベについて(ドイツ語)
*[http://etransgender.com/viewtopic.php?f=1&t=372 Lili Erbe -Transsexual]
 
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