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{{漫画}}
'''安野 モヨコ'''(あんの モヨコもよこ、女性、[[1971年]][[3月26日]] - )は、[[日本]]の[[漫画家]]。[[カラー (アニメ制作会社)|株式会社カラー]][[取締役]]。[[東京都]][[杉並区]]出身、[[東京都]][[多摩市]]育ち。血液型O型。関東高校(現・[[聖徳学園高校]])卒業。別名義に'''安野 百葉子'''(読み同じ)。
 
夫は[[映画監督]]の[[庵野秀明]]。同じ漫画家の[[小島功]]は叔父にあたる<ref>中野渡純一『漫画家誕生 169人の漫画道』(新潮社、2006年、ISBN 4103013516)246ページ参考。</ref>。
 
== 来歴 ==
高校在学中の[[1989年]]、『[[別冊少女フレンド]]DXジュリエット』7月号に『まったくイカしたやつらだぜ!』が掲載されデビュー。
 
連載を持つまでは、[[岡崎京子]]の[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]をしていた。安野がファンレターを送り、返事が来たのがきっかけだった<ref name="prints76">『季刊Prints21 No.76 2005年秋号』参考。</ref>。
 
[[1995年]]から『[[FEEL YOUNG]]』で『[[ハッピーマニア|ハッピー・マニア]]』の連載を始める。[[1998年]]7月に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系でドラマ化された。
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[[2006年]]8月からは『[[週刊文春]]』にて、食べ物を題材としたエッセイ『[[くいいじ]]』を連載([[2007年]]10月連載終了、[[2009年]]11月単行本化)。
 
同[[2006年]]10月より、『[[モーニング (漫画雑誌)|モーニング]]』にて連載(2011年1月現在、休載中)の『[[働きマン]]』が[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系[[ノイタミナ]]枠でアニメ化。同作は[[2007年]]10月に[[日本テレビ系列|日本テレビ系]]でドラマ化された。
 
[[2007年]]2月には、『[[イブニング]]』で連載された『[[さくらん]]』が、[[蜷川実花]]監督により実写映画化された。
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同[[2007年]]4月より、[[朝日新聞]]日曜版にてショート漫画『[[オチビサン]]』連載開始。
 
[[2008年]]3月、体調不良による休養のため『[[オチビサン]]』以外の漫画連載を休業することを発表する
 
[[2009年]]は安野の漫画家生活20周年にあたり、様々な企画が催された([[#デビュー20周年記念活動|デビュー20周年記念活動]]の項参照)。
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[[2012年]][[4月6日]]、夫の小惑星・庵野秀明に続き、火星と木星の軌道の間にある小惑星が「安野モヨコ(Moyocoanno)」と命名される<ref>[http://natalie.mu/comic/news/67685 安野モヨコ(Moyocoanno)という名前の小惑星が誕生]コミックナタリー 2012年4月12日</ref>。
 
「[[フィール・ヤング]]」2013年11月号で次刊12月号から、5年8カ月ぶりに新連載『鼻下長紳士回顧録』で復帰することが発表された<ref>[http://natalie.mu/comic/news/100879 コミックナタリー」「安野モヨコ、フィーヤンに帰還!次号より娼館描く新連載」]</ref>。
 
== 人物 ==
* ペンネームは[[夢野久作]]『[[ドグラ・マグラ]]』の登場人物「呉モヨ子」、および作家・[[安野光雅]]の名前から取って名付けられた<ref name="prints76"/>。
* 趣味は読書で、「今でも毎日必ず3回は読書の時間を作ります」と語っている<ref name="prints76"/>。好きな作家として、[[内田百間|内田百閒]]、[[岡本綺堂]]、[[谷崎潤一郎]]、[[寺田寅彦]]<ref>安野モヨコオフィシャルサイト内[http://annomoyoco.com/profile/ プロフィールページ]参考。</ref>、[[永井荷風]]、[[夢野久作]]、[[澁澤龍彦]]ら大正・昭和の作家を挙げている。好きな漫画に『[[坂田靖子|バジル氏の優雅な生活]]』、好きな小説に『[[流れる]]』、好きな映画に『股旅』<ref>[http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=144316 「allcinema」「股旅」]</ref>を挙げたことがある。
* 子供の頃から甘い物が苦手で、[[駄菓子屋]]で買うのは「[[よっちゃん食品工業#定番ロングセラー|よっちゃんイカ]]」と「[[中野の都こんぶ|都こんぶ]]」だった。現在大人になってからも自宅に砂糖を置いておらず、料理の際にはみりんや蜂蜜を使う。南瓜が食べられるようになったのは最近のことという<ref name="kuiiji">安野モヨコ『くいいじ』(文藝春秋、2009年、ISBN 4163708707)参考。</ref>。
* [[成田三樹夫]]を好きな俳優の一人に挙げており<ref name="prints76"/>、『[[働きマン]]』の主要キャラクターの名前は、成田を含む『[[仁義なき戦い]]』シリーズのキャストの名前に由来している。ただ、それについて特に意味は無いと語っている。
 
== 関連人物 ==
* 庵野秀明 - 夫、[[2002年]][[3月26日]]結婚した。アニメ『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の監督である[[庵野秀明]]と結婚した
=== 庵野秀明 ===
 
[[2002年]][[3月26日]]、アニメ『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の監督である[[庵野秀明]]と結婚した。
:* 彼の[[安野光雅]] - 安野がファンであったことが「安野」という[[#ペンネームの由来|ペンネームの由来]]となった。『季刊プリンツ21』2005年秋号<ref name="prints76"/>および『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』<ref name="gashu">『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』実業之日本社、2009年、ISBN 4408107816</ref>
=== その他 ===
; [[安野光雅]]
: 彼のファンであったことが「安野」という[[#ペンネームの由来|ペンネームの由来]]となった。『季刊プリンツ21』2005年秋号<ref name="prints76"/>および『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』<ref name="gashu">『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』実業之日本社、2009年、ISBN 4408107816</ref>
 
== デビュー20周年記念活動 ==
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* 5月 - 初の個展となる《安野モヨコ展》を大阪のギャラリー・センティニアルにて開催。
* 6月 - 『季刊Prints21 No.91 2009年秋号:安野モヨコ デビュー20周年記念号』が刊行。
* 7月 - 化粧品ブランド・シュウ ウエムラと安野のコラボレーションによるコレクション“Tokyo Kamon Girls”が全世界で発売<ref>シュウ ウエムラ公式サイト内「[http://www.shu-uemura.co.jp/new/20090615_kamongirls.html アーティストコラボレーション シュウ ウエムラ×安野モヨコ]」参考。</ref>。[[表参道ヒルズ]]にて特別展覧会も開催された<ref>シュウ ウエムラ公式サイト内「[http://www.shu-uemura.co.jp/btb26/index.html#july Tokyo Kamon Girls特別展覧会]」参考。</ref>。また、“Tokyo Kamon Girls”の中のSAKURAKOという女の子をイメージした作品『夜の提灯』も制作された<ref>『[[VoCE]]』2009年8月号に掲載。『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』に収録。</ref>。
* 同月 - デザインを一新した『[[ハッピーマニア|ハッピー・マニア]]』新装版の刊行がスタート。
* 10月 - 東京初となる個展《安野モヨコ展 レトロモダンな世界》が[[弥生美術館]]3階にて開催。同美術館1、2階に展示された《『[[少女の友]]』展》との同時開催だった。安野は幼い頃から[[蕗谷虹児]]、[[中原淳一]]、[[松本かつぢ]]らのファンであり、『少女の友 創刊100周年記念号』<ref>『少女の友 創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション』実業之日本社、2009年、ISBN 4408107565</ref>には安野のインタビューが掲載されている。
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* [[監督不行届]](2005年、FEEL YOUNG、祥伝社)
* [[オチビサン]](2008年、[[朝日新聞]]、朝日新聞出版)
* [[バッファロー5人娘]](2013年、[[CUTiE comic]]、祥伝社/コルク) - 未完であるが出版している。
 
=== エッセイ、画集 ===