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| IATA = NRT
| ICAO = RJAA
<div style="text-align: center; margin: 0 auto;">{{Location map|Japan|width=240|float=center
|caption=|mark=Airplane_silhouette.svg|marksize=10
|label=NRT/RJAA|position=bottom
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}}<small>{{Smaller|成田国際空港の位置}}</small></centerdiv>
| 国 = {{JPN}}
| 設置場所 = [[千葉県]][[成田市]]
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B滑走路に並行する西側[[誘導路]]の一部が、空港反対派民家とその所有地を避けるため滑走路側に向かって「への字」に湾曲していた。このため、この部分を走行する航空機は離着陸機の滑走に合わせて一時待機を余儀なくされていた。これを解消するため、成田空港会社はすでに用地収得済みの「への字」部分についてカーブを緩やかにする改修工事を2010年11月末までに完成させ、2011年3月10日より一時待機は廃止された。これにより滑走路との安全距離が確保され、誘導路上での一時待機が無くなり発着効率が大きく向上した。
 
2009年7月30日には、B滑走路東側に新誘導路が供用開始され、東側誘導路は「離陸(出発)機専用」・西側誘導路は「着陸(到着)機専用」となり、誘導路の使い分けにより離陸までの時間短縮が可能になった。これにより、第2旅客ビル北側において着陸機がある時に行っていたB滑走路へ入るホールド(待機)は廃止され、ホールドスポットも廃止された。また2012年度末に新たにB滑走路西側誘導路と第2旅客ビル地区とを結ぶ誘導路増設工事を進めていたが、2013年3月7日より約720メートル延長された新誘導路と横堀地区エプロンを供用開始した<ref name="naritapress">[http://www.naa.jp/jp/press/pdf/20130104_1.pdf  成田国際空港株式会社プレスリリース 2013年1月4日]</ref><ref name="mainichi37">{{cite news |title=成田空港:B滑走路に新誘導路  発着便増加へ |url =http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000e040175000c.html |publisher=[[毎日新聞]] |date= 2013-3-7 |accessdate=2013-3-20}}</ref><ref name="jijitsu37">{{cite news |title=航空自由化に向け準備着々=新誘導路など供用開始-成田空港 |url=http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013030700078|publisher=[[時事通信社]] |date=2013年3月7日 |accessdate=2013年3月7日}}</ref>。
第2旅客ターミナルビルのサテライトから出発した航空機ががB滑走路南端から離陸する場合、従来の東側誘導路を通るより走行距離が約1800m短縮され、所要時間も約220秒短縮され、これにより2本の滑走路の発着数が1時間当たり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された<ref name="naritapress"/><ref name="mainichi37"/><ref name="jijitsu37"/>。
 
==== C滑走路 ====
C滑走路(第3滑走路)は、長さ3,200m・幅60mで主に横風用滑走路<ref>滑走路方向は南側「03」、北側「21」で予定。</ref>として計画されているが、建設工事は凍結中でC滑走路用地はC誘導路として使用されている。仮に横風用滑走路が整備された場合、強い北風・南風の際の着陸が容易になり、離着陸の遅れの減少、発着の効率性の向上・発着枠の増大が期待できる。しかし、空港反対派の熱田派はC滑走路用地内から撤退したものの、C滑走路用地内に別の空港反対派の所有地や、空港反対派支援者・協力者の一坪運動共有地が多数存在しており、C滑走路南側部分の航空機整備施設区域に接している所には、駐機スポットが(512番、511番、510番、509番、508番、507番、506番)7スポット増設されている。誘導路を滑走路として再整備を行う際は、これらの7駐機スポットを撤去し代替の駐機スポットの用地が改めて必要となる。またC滑走路南側延長線上の[[山武市]]、[[富里市]]および北側延長線上の成田市[[大栄町 (千葉県)|大栄地区 (旧大栄町)]]が飛行コース下になることから、新たな騒音問題が発生する可能性がある<ref>[http://www.page.sannet.ne.jp/km_iwata/yatimata.html 「八街市に予想される航空公害」]</ref>。[[2009年]][[9月17日]]、成田国際空港会社はC滑走路上の6件の一坪共有地について訴訟を起こし、[[2013年]][[4月25日]]、2件54人の地主に対して最高裁が持ち分売却を命ずる判決を下し、一連の裁判は4ヵ所で空港会社の勝訴、2ヵ所が和解で終結した<ref name="mainichi20130427">{{cite news
|title = 一坪共有地:売却訴訟 NAA NAA側が勝訴  支援者の上告却下  /千葉
|url =http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130427ddlk12040090000c.html
|publisher = [[毎日新聞]]
|date = 2013年4月27日
| accessdate = 2013年4月29日}}</ref><ref name="chibanippou20130427">{{cite news
|title = 空港反対派の敗訴確定  「一坪共有地」訴訟終結
|url = http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/134263
|publisher = [[千葉日報]]
|date = 2013年4月27日
| accessdate = 2013年4月29日}}</ref><ref name="tokyo20130427">{{cite news
|title = 一坪共有地  反対派の敗訴確定  成田空港  最高裁が上告却下
|url = http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130427/CK2013042702000152.html
|publisher = [[東京新聞]]
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==== 運用・環境面の問題 ====
成田国際空港会社は、B滑走路2,500m化の2010年以降年間発着回数を現在の1.5倍にあたる年間30万回にする試算を成田国際空港都市づくり推進会議に提示している。実現に向けては課題が山積している<ref>{{cite web |title=「30万回」に多くの壁 |date=2008-5-27 |url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/feature/chiba1211810283655_02/news/20080526-OYT8T00794.htm |work=変貌 成田30年 |publisher=読売新聞 |accessdate=2013-03-20}}</ref>ものの、平行同時離陸を容認することなどでそう遠くない将来実現するものと思われる<ref>[http://news.kanaloco.jp/kyodo/article/2009110701000533/ 成田の同時平行離陸を容認へ  国交省、30万回実現へ前進]{{リンク切れ|date=2013年3月}}</ref>。国際拠点空港としての地位低下防止と競争力強化、容量不足緩和のねらいも含まれている。また、国土交通省と成田国際空港会社で25万回に増やす検討がされているという報道もある<ref>{{cite news |title=成田空港の発着、年25万回に増便「アジアのハブ」へ競争力 |author= |url=http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090308AT3S0201E07032009.html |newspaper=日本経済新聞 |date=2008-3-7 |accessdate=2013-3-20 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090311025956/http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090308AT3S0201E07032009.html |archivedate=2009-3-11}}</ref>。
 
2010年10月13日に開催された成田空港に関する四者協議会で、成田空港の容量拡大(30万回)に係る確認書が締結された<ref>{{Cite web |author= |date=2010-10-13 |url=http://www.pref.chiba.lg.jp/kuushin/narita/youryoukakudai.html |title=成田空港の容量拡大について |work=県土づくり |publisher=千葉県総合企画部空港地域振興課成田空港共生室 |accessdate=2013-03-20}}</ref>。空港会社は、年間発着能力を、最速で2011年度中に25万回、2012年度中に27万回、2014年度中に30万回に拡大させる方針である<ref>[http://www.naa.jp/jp/airport/greenport/2010_12/contents.html 成田国際空港会社  グリーンポートレポート 2010, December]{{リンク切れ|date=2013年3月}}</ref>。
 
なお、周辺地域住民への環境配慮も必要で、成田空港では開港以来、住宅などの防音工事に400億円超、電波障害対策に200億円超など、合計3,200億円超の環境対策事業を実施しており、今後も実施され続ける予定である。
 
2010年3月28日より、基本的にA滑走路を離陸専用、B滑走路を着陸専用とする使い分けが行われていた。2011年10月20日より同時離着陸方式が導入され、両滑走路とも離着陸併用となった<ref>[http://www.naa.jp/jp/naa/yakuwarigenjyo/2011/contents.html 成田国際空港会社  成田空港〜その役割と現状〜2011  特集1-4]{{リンク切れ|date=2013年3月}}</ref>。2012年10月現在では、運航ダイヤがピークとなる午前、午後の合計約2 - 3時間程度、同時離着陸が行われている。ただし、管制官の目視によって航空機の状況を確認するため、雨天など悪天候時には同方式での運用は停止される。しかし、2012年度中には航空機の監視装置が導入され、悪天候時でも同時離着陸運用が可能となる<ref>{{cite news |title=成田空港、年間発着回数30万回に増 平成26年度にも雨天時も同時並行離発着 |author= |newspaper=MSN産経ニュース |date=2012-11-1 |url=http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121101/biz12110110420009-n1.htm |accessdate=2013-03-20}}</ref>。なお、エアバスA380、[[An-124 (航空機)|An-124]]、[[An-225 (航空機)|An-225]]等の大型機はA滑走路への着陸となる。
 
また、6時以前、23時以降の離着陸を禁止する「夜間離着陸制限」が開港以来設定されてきたが、2013年3月31日に“門限”を悪天候などの場合に限り午前0時まで延長する、と緩和された<ref name="nikkei20130320">{{cite news |title=成田空港の離着陸を午前0時まで容認  市、悪天候などに限り |author= |agency=共同通信 |newspaper=日本経済新聞 |date=2013-3-20 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG19056_Z10C13A3CC1000/ |accessdate=2013-03-20}}</ref><ref name="mlit20130329">{{Cite press release |title=成田空港の離着陸制限(カーフュー)、弾力的運用へ オープンスカイ開始に合わせ、関係者が合意 |publisher=国土交通省航空局航空ネットワーク部 |date=2013-3-29 |url=http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku07_hh_000047.html |accessdate= }}</ref>。
 
==== 警備・検問・入場制限 ====
日本国内空港では唯一で首都空港としても稀である[[検問]]制度が実施されており、外国人を含む空港施設への入場者全員に「'''セキュリティチェック'''」と称して検問所での[[身分証明書]]の提示が課せられている。さらに専門の警察[[機動隊]]である「[[千葉県警察成田国際空港警備隊]]」(空港警備隊  千葉県警察の部内呼称は「空警隊」)が検問所とターミナル内に常駐、巡回しており、世界的に見ても異例の厳重警備が敷かれ<ref name="msn20091129">{{cite news |title=成田の厳重警備、世界的にも「異例」 |author= |url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091129/crm0911291931013-n1.htm |newspaper=MSN産経ニュース |date=2008-3-7 |accessdate=2013-3-20 |archiveurl=http://web-beta.archive.org/web/20091202082729/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091129/crm0911291931013-n1.htm |archivedate=2009-12-2}}</ref>、“[[戒厳]]令空港”と呼ばれることもある。これは、政府が空港建設を強行した開港までの歴史的経緯([[三里塚闘争]]、[[成田空港管制塔占拠事件]]など)より、[[日本の新左翼|新左翼]][[過激派]]による[[ゲリラ]]活動を抑止することが目的だった。その後の[[成田空港手荷物爆発事件]]や[[アメリカ同時多発テロ]]の発生により、主な目的は不特定多数が集まる[[ターミナル]]施設での[[テロリズム|テロ]]警戒に変化している。
 
入場に際しては、空港会社の[[警備員]]が[[パスポート]]など身分証明書を確認する。旅客の場合は、航空券の提示を求められる場合もある。空港内店舗の職員は社員証が必要(関係者専用の検問レーンがある)。情勢によっては抜き打ちでカバンなど手荷物を開梱して、荷物検査をされる場合がある。
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[[2000年代]]後半には、検問警備維持費の負担に苦慮していることや改札検問による旅客流動の遅滞化、車両検問による[[渋滞]]発生などの事例が問題視されていた<ref name="msn20091129"/>。[[京成成田空港線]]が開通する[[2010年]]([[平成]]22年)7月を目処に[[監視カメラ]]の活用など警備の[[機械化]]を推進して改札検問を廃止し<ref name="kenmonhaishi-msn20091129">[http://web.archive.org/web/20100419133910/http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/091129/chb0911292013007-n1.htm 成田空港が検問廃止を検討 開港から31年、初の警備体制見直し] msn産経ニュース 2009年11月29日(2010年4月19日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]])</ref>、他の検問についても順次縮小か廃止の方向を検討していた<ref name="kenmonhaishi-msn20091129"/>が、正式に決定されておらず、2012年10月時点でも従来通りの状態となっている。
 
[[2012年]]([[平成24年]])[[9月27日]]、NAAは定例[[記者会見]]で、現在の警備体制の見直しについて「速やかに関係機関と協議したい」と前向きに取り組む方針を表明し、既に警備当局と事務レベルの協議を始めたことを明らかにした<ref>[http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120928ddlk12020161000c.html 毎日新聞  2012年9月28日]</ref>
。この背景には、2012年夏以降に[[ジェットスター・ジャパン]]や[[エアアジア・ジャパン]]などの[[格安航空会社]]が就航したり、[[東京国際空港|羽田空港]]の再国際化による競争激化などが挙げられている<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20121021-OYT1T00041.htm?from=ylist 成田の「検問」廃止検討、羽田と競争激化で] 2012年10月21日07時04分 読売新聞</ref>。[[千葉県警]]本部長は、科学技術の高度化などを例に挙げ、現行と同様な警戒体制を持つ機械警備の導入を行なえば検問体制の見直しに前向きな姿勢をとり<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121026-OYT1T01275.htm 成田検問廃止問題、県警本部長は見直しに前向き] 2012年10月26日20時24分 読売新聞</ref>、そして「ノンストップゲート」化に備えた警備システムの導入で2015年3月までの全面廃止が決まった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00475.htm 開港以来続く成田空港「検問」廃止へ] 2013年9月26日13時06分 読売新聞</ref><ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130926/k10014817511000.html 成田空港 入り口検問 再来年3月までに廃止へ] 9月26日 12時4分 NHKオンライン</ref>。
 
このように厳重な警備体制が敷かれている成田空港であるが、過激派の武装闘争がほぼ沈静化された現在、空港ターミナル内で発見される「不審な荷物」の大半は置き忘れや所有者の都合で置きっ放しにされる物であり、年間100件近く出動する[[爆発物処理班]]の出動も徒労に終わるケースが多い。このため、空港警備隊は「空港内では荷物から決して離れないで」と旅行者に注意を促している<ref>[http://web-beta.archive.org/web/20110608040608/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110605mog00m040008000c.html 成田空港:爆発物処理班出動、年間100100件超  不審物はすべて…]毎日jp 2011年6月5日(2011年6月8日時点の[[インターネット・アーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
 
=== 貿易港としての機能 ===
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* [[アメリカ空軍]]管制区域([[横田飛行場]]上空の「横田ラプコン」)などとの兼ね合いから、航空機の離着陸経路の設定が著しい制約を受ける。
* 仮に拡張できたとしても、空港の処理能力は20% - 30%程度の増加に留まる。
などの理由から<ref>[http://www.naa.jp/jp/naa/yakuwarigenjyo/2011/contents.html 成田空港〜その役割と現状〜2011  第4章1]</ref>、羽田空港の拡張のみでは長期的航空機輸送需要に対応できないことが判明した。
 
=== 新空港候補地の検討 ===
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* [[2012年]](平成24年)
** [[1月25日]]:[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]は反対派の上告を棄却、反対派の敗訴が確定。
** [[11月28日]]:4月の東京高裁判決(C滑走路用地内の地権者に対する訴訟)に基づく仮執行により、千葉地裁が「横堀団結小屋」を強制撤去<ref>[http://mainichi.jp/graph/2012/11/28/20121128k0000e040171000c/001.html 「成田空港:反対派の団結小屋  強制撤去始まる」2012年11月28日]</ref>。
** 12月13日:A滑走路を、4000mの全面運用を開始<ref name="a-larea"/>。
* [[2013年]](平成25年)
** [[3月7日]]:B滑走路の西側誘導路の約720メートル延長と横堀地区エプロンの供用開始<ref name="naritapress"/><ref name="mainichi37"/><ref name="jijitsu37"/>。これによりA滑走路、B滑走路、2本の滑走路の発着数が1時間当たり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された<ref name="naritapress"/><ref name="mainichi37"/><ref name="jijitsu37"/>。
** [[3月31日]]:[[オープンスカイ協定|オープンスカイ]](航空自由化)開始<ref name="mainichi20130330">{{cite news |title=成田空港:31日自由化  発着枠拡大、検問機械化など改革 |url=http://mainichi.jp/feature/news/20130330k0000e040171000c.html |publisher=毎日新聞 |date=2013年3月30日 |accessdate=2013年3月31日}}</ref>。悪天候などやむを得ない場合に限り離着陸を午前0時まで延長<ref name="nikkei20130320"/><ref name="mlit20130329" />。
** [[4月1日]]:国際線の着陸料を平均5.5%値下げ<ref name="asahi20121113">{{cite news
|title = 成田着陸料、平均5.5%5.5%値下げ  アジアでの競争激化
|url = http://www.asahi.com/business/update/1113/TKY201211130804.html
|publisher = [[朝日新聞]]
|date = 2012年11月13日
| accessdate = 2013年5月2日}}</ref><ref name="chiba20121113">{{cite news
|title = 「増量割引」4月導入  新規就航や路線拡充を促進  成田空港の国際線着陸料
|url = http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/125201
|publisher = [[千葉日報]]
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2007年に大規模な改装が行われ、チェックインカウンターの増設やカウンター周辺の改装とあわせて、日本初となる自動出入国管理ゲートやインライン・スクリーニングなどの新サービスが導入されたほか、成田国際空港初の[[ペット]]用[[ホテル]]やキッズルームも設けられた<ref>「月刊エアライン」2008年7月号 52頁</ref>。同時に各航空会社のラウンジの改装・新設も行われ、日本航空が日本最大の約4,000 m&sup2;の面積を持つラウンジをオープンした(なお、日本航空は第2ターミナルに5つのラウンジを擁し、その面積は合計約7,400 m&sup2;である<ref>[http://journal.mycom.co.jp/news/2007/04/24/007/index.html 『成田空港第2ターミナルに4,000平方メートルの新ラウンジをリニューアル』2007年4月24日マイコミジャーナル]</ref>)他、同じワンワールド加盟航空会社のアメリカン航空<ref>[http://www.aa.com/intl/jp/travelInformation/nrtClubs.jsp アドミラルズクラブ(成田国際空港)]</ref>やキャセイパシフィック航空、カンタス航空<ref>[http://www.travelvision.jp/html/photo/pnews022/index.html 「カンタス航空、成田にビジネスクラス旅客対象のラウンジ開設」トラベルビジョン]</ref>が新しいラウンジをオープンした。また、チャイナエアラインも<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/airportguide/02-NRT/launge.html 「ダイナスティ・ラウンジ」チャイナエアライン]</ref>新しいラウンジをオープンした。
 
2009年9月にはサテライトエリアの改修も行われ、レストランの拡張をはじめとした各種設備の充実が行われた<ref>[http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1240711464 『コンコース中央、改修 5番街と同じ雰囲気創出  成田空港第2ターミナル』千葉日報 2009年4月26日]</ref>ほか、サテライトエリアにある日本航空のラウンジの大規模な改修と拡張も行われた。
 
==== 店舗 ====
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===== カジノ計画 =====
2010年3月に森田健作・千葉県知事は、乗客のさらなる誘致と羽田空港との差別化、地元の雇用増加効果などを狙って、旅客ターミナルの制限エリア内に外国人専用の[[カジノ]]施設を設けることを検討していることを発表した。設置場所などについては検討を進める予定<ref>[http://news24.jp/articles/2010/03/25/07155974.html 「千葉県  外国人旅行客対象カジノ導入検討へ」日テレNEWS24 2010年3月25日]</ref>。
 
=== ビジネスジェット専用ターミナル ===
首都圏初の[[ビジネスジェット]]専用ターミナルが、2012年3月31日に運用を開始した<ref>{{cite news |language = | author = | url =http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120401/CK2012040102000059.html| title =世界に売り込め「セレブ便」  成田にビジネス機専用ターミナル| publisher =| date= 2012-4-1| accessdate =2012-4-1}}</ref>。
{{節stub}}
 
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== 就航路線 ==
=== 就航会社 ===
旅客便(国際線)の発着便数は、[[日本航空|日本航空グループ]]が最大で、[[全日本空輸|全日本空輸グループ]]、[[デルタ航空]]、[[ユナイテッド航空]]がそれに次ぐ。デルタ航空やユナイテッド航空は[[以遠権]]を基に、[[アメリカ合衆国|アメリカ線]]のみならず[[アジア|アジア線]]も多く運航している。そして[[東京国際空港|東京国際空港(羽田空港)]]にも乗り入れる[[大韓航空]]と[[中国国際航空]]が続く形となっている。旅客便(国内線)の発着便数は、日本航空を最大に、全日本空輸、[[スカイマーク]]と続いている<ref name="20122012夏スケ">[http://www.naa.jp/jp/press/2012/0323_1435.html 成田空港20122012年夏スケジュール]</ref>。
 
貨物便では、成田国際空港を本拠地として使用している[[日本貨物航空]]、続いて[[フェデックス|フェデラルエクスプレス]]、全日本空輸、[[ユナイテッド・パーセル・サービス]]が上位を占めている<ref name="20122012夏スケ"/>。
 
上記の通り旅客ターミナルはアライアンス別に分かれていて、基本的に第1ターミナル北ウイングにスカイチーム加盟各社、第1ターミナル南ウイングにスターアライアンス加盟各社、第2ターミナルにワンワールド加盟各社が発着している。ただし2012年10月10日現在の時点でスカイチーム所属だが第2ターミナル発着の[[中国東方航空]]、[[チャイナエアライン]]など、いくつかの例外もある。
636行目:
|[[福州長楽国際空港]](福州)(定期チャーター便)、[[蘇南碩放国際空港|無錫蘇南国際空港]](無錫)(定期チャーター便)
|-
|{{Flagicon|KOR}} [[アシアナ航空]] (OZ)  (SA)
|[[仁川国際空港]](ソウル)
|-
692行目:
|-
|{{Flagicon|ROC}} [[エバー航空]] (BR) (SA)
|台湾桃園国際空港(台北)、高雄国際空港(高雄)(2013年12月11日より運航開始予定)
|-
|{{Flagicon|MNG}} [[MIATモンゴル航空]] (OM)
717行目:
'''(ヨーロッパ)''' [[ドモジェドヴォ空港]](モスクワ)、[[ロンドン・ヒースロー空港]](ロンドン)、[[シャルル・ド・ゴール国際空港]](パリ)、[[フランクフルト国際空港]](フランクフルト)、 [[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]](ヘルシンキ)
|-
|{{Flagicon|JPN}} [[エアアジア・ジャパン]] (JW)
|仁川国際空港(ソウル)、金海国際空港(釜山)、台湾桃園国際空港(台北)
|-
756行目:
|仁川国際空港(ソウル)
|-
|{{Flagicon|FIN}} [[フィンランド航空]] (AY) (OW)
|ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(ヘルシンキ)
|-
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==== 就航予定の航空会社と路線 ====
* {{Flagicon|JPN}} [[Peach Aviation]] : 2013年[[10月27日]]から[[関西国際空港|大阪/関西]]線を1日2便で就航開始予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/23391 ピーチ、関西/成田線に就航 10月27日から]</ref>
* {{Flagicon|MAS}} [[マレーシア航空]] : 2013年[[10月28日]]から[[コタキナバル国際空港|コタキナバル]]線を週3便 (月・木・土)で運航再開予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/24808 マレーシア航空、10月末から成田/コタキナバル線を再開 関空線は運休] FlyTeam  2013年8月2日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[ジェットスター・ジャパン]] : 2013年[[12月10日]]から[[高松空港|高松]]線を1日2便で就航開始予定<ref>[http://www.jetstar.com/jp/ja/about-us/~/_media/96FD729B28CD4648807E2003A0296C29.ashx ジェットスター・ジャパン、2013年冬期運航スケジュール 〜高松路線販売開始セールは459円から〜 ] ジェットスター・ジャパン株式会社  2013年8月21日付</ref>
* {{Flagicon|ROC}} [[エバー航空]] : 2013年[[12月11日]]から[[高雄国際空港|高雄]]線を1日1便で就航開始予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/24828 エバー航空、成田/高雄線に就航へ] FlyTeam  2013年9月17日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[スカイマーク]] : 2013年[[12月20日]]から[[美保飛行場|米子]]線を1日2便で就航開始予定<ref>[http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/130918_press.pdf 新路線就航計画について 「米子-成田線」「米子-神戸線」「米子-茨城線(経由便)」] スカイマーク  2013年9月18日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[エアアジア・ジャパン|バニラ・エア]] : 2013年12月20日から[[那覇空港|沖縄/那覇]]線を1日1便で就航開始予定<ref>[http://www.vanilla-air.com/press/20130930-1.pdf バニラエア  2013年12月20日より運航開始! 航空券の販売は、2013年11月1日12:00から] バニラ・エア(現・エアアジア・ジャパン)  2013年9月30日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2013年12月20日から[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]線を1日1便で就航開始予定
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : [[2014年]][[1月29日]]から[[新千歳空港|札幌/新千歳]]線を1日3便で就航開始予定
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2014年[[3月1日]]から[[台湾桃園国際空港|ソウル/仁川]]線を1日2便で就航開始予定
* {{Flagicon|ITA}} [[アリタリア-イタリア航空]] : 2014年[[4月2日]]から[[ヴェネツィア・テッセラ空港|ヴェネツィア]]線を週2便 (水・金)で就航開始予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26576 アリタリア航空、成田/ヴェネツィア線就航で恋するベニスキャンペーン] FlyTeam  2013年9月20日付</ref>
 
==== 増便・減便・運休または一部変更予定 ====
* {{Flagicon|TWN}} [[エバー航空]] : 2013年[[10月21日]]から[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]線を1日2便 <週14便> から1日2便+週4便 (月・火・木・金) <週18便> に増便予定 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/26072 エバー航空、10月下旬から11月まで成田/台北線を増便] FlyTeam  2013年9月4日付</ref>
* {{Flagicon|UZB}} [[ウズベキスタン航空]] : 2013年[[10月25日]]をもって[[タシュケント国際空港|タシュケント]]線 (週2便 水・金) を運休予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26205 ウズベキスタン航空、成田/タシュケント線を運休] FlyTeam  2013年10月5日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[エアアジア・ジャパン]] : 2013年[[10月26日]]をもって札幌/新千歳線 (1日1便)を運休予定
* {{Flagicon|JPN}} エアアジア・ジャパン : 2013年10月26日をもって[[福岡空港|福岡]]線 (1日2便)を運休予定
* {{Flagicon|USA}} [[ユナイテッド航空]] : 2013年10月26日をもって[[香港国際空港|香港]]線 (1日1便)を運休予定
* {{Flagicon|ITA}} [[アリタリア-イタリア航空]] : 2013年[[10月27日]]から[[フィウミチーノ空港|ローマ]]線を週10便 (水・金・日 2往復、月・火・木・土 1往復) から週9便 (水・日 2往復、月・火・木・金・土 1往復) に減便予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26211 アリタリア航空、成田/ローマ線の冬スケジュールは週9便に減便] FlyTeam  2013年9月9日付</ref>
* {{Flagicon|IND}} [[エア・インディア]] : 2013年[[10月28日]]から[[インディラ・ガンディー国際空港|デリー]]線を週3便 (月・水・土) から週4便 (月・水・木・土) に増便予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26055 エア・インディア、成田/デリー線で供給調整 減便、増便を実施へ] FlyTeam  2013年9月4日付</ref>
* {{Flagicon|TUR}} [[トルコ航空]] : 2013年[[11月4日]]から[[アタテュルク国際空港|イスタンブール]]線を1日1便から1日2便に増便予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/22780 トルコ航空、成田/イスタンブール線を週14便に増便を発表]</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[スカイマーク]] : 2013年[[11月4日]]をもって福岡線 (1日2便) を運休予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/25080 スカイマーク、11月5日から30日まで成田/福岡線を運休] FlyTeam  2013年9月6日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} [[ジェットスター・ジャパン]] : 2013年[[11月14日]]から[[関西国際空港|大阪/関西]]線を1日3便から1日3便+週4便 (月・火・水・木) に増便予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26423 ジェットスター・ジャパン、11月14日から26日に成田/関西線を増便] FlyTeam  2013年10月1日付</ref>
* {{Flagicon|USA}} [[アメリカン航空]] : 2013年[[11月22日]]から[[シカゴ・オヘア国際空港|シカゴ]]線を1日1便から週5便 (月・水・金・土・日) に減便予定 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/25605 アメリカン航空、11月から成田/シカゴ線を減便へ] FlyTeam  2013年8月21日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} ジェットスター・ジャパン : 2013年[[11月26日]]をもって大阪/関西線を1日3便+週4便 (月・火・水・木) から1日3便に減便予定
* {{Flagicon|TWN}} エバー航空 : 2013年[[11月30日]]から台北/桃園線を1日2便+週4便 (月・火・木・金) <週18便> から1日2便 <週14便> に減便予定
* {{Flagicon|JPN}} スカイマーク : 2013年[[12月1日]]から福岡線を1日2便で運航再開予定
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2013年[[12月28日]]から沖縄/那覇線を1日1便から1日3便に増便予定
* {{Flagicon|JPN}} [[Peach Aviation]] : [[2014年]][[1月10日]]から大阪/関西線を1日2便から1日3便に増便予定 <ref>[http://www.flypeach.com/Portals/1/PressReleases/2013/130905-Press-Release-J.pdf 大阪(関西)-東京(成田)線、大阪(関西)-香港線を増便] Peach Aviation株式会社  2013年9月5日付</ref>
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2014年[[1月29日]]から台北/桃園線を1日1便から1日2便に増便予定
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2014年[[3月15日]]から沖縄/那覇線を1日3便から1日3便+週6便 (日 以外) <週27便> に増便予定
* {{Flagicon|JPN}} バニラ・エア : 2014年3月15日からソウル/仁川線を1日2便から1日4便に増便予定
* {{Flagicon|USA}} [[デルタ航空]] : 2014年[[3月28日]]をもって[[サンフランシスコ国際空港|サンフランシスコ]]線 (週5便 月・水・金・土・日) を運休予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26397 デルタ航空、成田/サンフランシスコ線を運休へ 2014年3月末] FlyTeam  2013年10月5日付</ref>
* {{Flagicon|ITA}} アリタリア-イタリア航空 : 2014年[[4月2日]]から[[フィウミチーノ空港|ローマ]]線を週9便 (水・日 2往復、月・火・木・金・土 1往復) から週7便 (金 2往復、月・水・木・土・日) に減便予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/21041 アリタリア、2014年夏は成田/ローマ線は週7便、ミラノ線は週5便] FlyTeam  2013年9月20日付</ref>
* {{Flagicon|ITA}} アリタリア-イタリア航空 : 2014年4月2日から[[フィウミチーノ空港|ミラノ]]線を週4便 (月・火・木・土) から週5便 (月・火・木・土・曜日未発表) に増便予定
 
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!width="70%", class="unsortable"|目的地
|-
|{{Flagicon|JPN}} ''' [[日本航空]] (JAL) '''<ref>[[日本トランスオーシャン航空]]・[[JALエクスプレス]]の機材・乗務員で運航する便あり</ref>
|新千歳空港、中部国際空港、大阪国際空港、福岡空港、那覇空港
|-
1,028行目:
|新千歳空港、[[旭川空港]]、[[美保飛行場|米子空港]](2013年12月20日から就航開始予定)、福岡空港、那覇空港、[[新石垣空港]]
|-
|{{Flagicon|JPN}} ''' [[ジェットスター・ジャパン]] (JJP)・カンタス航空・日本航空(国際線乗継の場合のみ) '''<ref>[http://www.narita-airport.jp/jp/whats_new/120703_jjp.html]  7月3日ジェットスターが成田空港へ就航開始!</ref>
|新千歳空港、[[関西国際空港]]、[[高松空港]](2013年12月10日から就航開始予定)、[[松山空港]]、福岡空港、[[大分空港]]、[[鹿児島空港]]、那覇空港
|}
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* [[航空科学博物館]] - 成田空港の南隣にある。
* 三里塚記念公園 - [[宮内庁下総御料牧場]]の歴史を後世に伝えるために、御料牧場旧跡地に開設された公園。中には三里塚御料牧場記念館があり、御料牧場百年余の歴史について解説されている。
* [[成田市さくらの山]](成田市)、[[三里塚さくらの丘]] (NAA) - 空港のすぐそばにあり、離着陸する飛行機がよく見える駐車場・公衆トイレなどが整備された公園。両方の公園に桜の名前が付くのは、空港建設で移転した宮内庁下総御料牧場が桜の名所として親しまれてきたため。
{{Gallery
|ファイル:Sakura-No-Yama.jpg|空港北側の「成田市さくらの山」
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** 締結:1997年(平成9年)7月
* [[ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社|ニューヨーク・ニュージャージー・ポートオーソリティ]] (PANYNJ)
** 締結:1998年(平成10年)11月、再締結:2005年(平成17年)10月
* [[フランクフルト国際空港|Fraport AG]]
** 締結:2005年(平成17年)2月