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=== 明治以降の贈位 ===
[[明治|明治時代]]以降も引き続き死者の功績を称える目的で贈位が行われた。
贈位は原則として[[従五位]]以上とされたが、明治2年([[1869年]])の官位制度改革以後は[[従四位]]以上の適用となった。明治28年([[1895年]])、「戦死者贈位並叙位ノ件」が制定されたのに伴い功績抜群なる[[軍人]]が[[戦死]]した場合は生前の[[位階]]に関わらず従五位以上を贈るものとし、準ずるものは生前の位階を一級ないし二級特進させることとした。明治30年([[1897年]])、戦死者贈位並叙位進階内則」では[[将官]]は[[正四位]]以上、[[佐官]]は従五位から正四位の間、[[尉官]]は[[従五位]]から[[正五位]]の間、[[准士官]]、[[下士官]]、[[兵|兵卒]]は従五位を贈るとされた。明治時代は[[栄典]]大権は[[天皇]]に属するものであり贈位は内閣[[賞勲局]]が担当したが[[大東亜戦争]]後、生存者に対する[[叙位]]が停止したのに伴い贈位も一時停止状態となった(ただし、[[昭和]]35年([[1960年]])[[8月15日]]に終戦時の[[内閣総理大臣|首相]]で10年以上前に死去していた[[鈴木貫太郎]]に[[従一位]]が贈られている)。
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