「コボルト」の版間の差分
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{{Otheruseslist|ドイツの伝承の妖精|アメリカの総合格闘家|ケリー・コボルド|ドイツの天文学者|ヘルマン・コボルト}}
'''コボルト''' [[ファイル:Kobold_artlibre_jnl.jpg|thumb|パイプを吹かすコボルト。]]
最も一般的なイメージは、ときに手助けしてくれたりときにいたずらをするような家に住むこびとたちというものである。彼らは[[ミルク]]や[[穀物]]などと引き替えに家事をしてくれたりもするが、贈り物をしないままだと住人の人間に[[いたずら]]をして遊んだりもする。また、一度贈り物をもらったコボルトはその家から出て行ってしまうと言われる。もうひとつあるコボルトのイメージは、[[坑道]]や地下に住み、[[ノーム (妖精)|ノーム]]により近い姿である。
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[[原子番号]]27の[[金属元素]][[コバルト]]の名はコボルトに由来する。コバルト[[鉱物]]は[[冶金]]が困難なため、[[16世紀]]頃のドイツでは、コボルトが坑夫を困らせるために魔法をかけて作った鉱物と信じられていたからである。
== グリム童話におけるコボルト ==
細部は省略するが
嘘をついたことで王に藁を黄金に変えるよう無理難題を命じられた娘の前に、奇妙な小人(原文ではコボルト)が現れる。彼は藁を黄金に変えることと引き替えに、娘に将来生まれる娘の子供を要求した。娘はそれを承諾し、黄金を受け取る。喜んだ王は娘と結婚し、やがて子供が生まれた。すると約束通り小人が現れ、子供を要求するが、娘が泣いて頼んだため、
翌日、現れたコボルトに娘は名前を告げる。まさか当てられるとは思っていなかったコボルトは怒り狂い、力任せに床を踏み抜き、足を取られてしまう。そして引き抜こうと力を込めたが、足は抜けず、彼の体は真っ二つに裂けて死んでしまった。▼
▲『ランペルスティルスキンは明日になれば子供を手に入れる』
▲翌日、現れたコボルトに娘は名前を告げる。まさか当てられるとは思っていなかったコボルトは怒り狂い、力任せに床を踏み抜き足を取られてしまう。そして引き抜こうと力を込めたが足は抜けず、彼の体は真っ二つに裂けて死んでしまった。
版や子供向きの翻案では、最後に死ななかったりと仲直りする場合などがある。
== ファンタジーにおけるコボルト ==
コボルトは剣と魔法を題材とした[[ファンタジー]]の小説やゲームにも登場する。『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]』では、臆病だが残酷な、小柄で犬に似た頭部を持つ人型生物とされている。[[鱗]]を持ち、頭には角が生えており、ドラゴンの血を引く爬虫類とされているが、犬のような頭部という側面が強調された結果、その後に続いた多くの[[ロールプレイングゲーム]]で「体毛のある」犬のような人型生物という表現もされるようになった。
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