「ゴルトベルク変奏曲」の版間の差分

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「アリアと種々の変奏」と題されているが、バッハが音楽を手ほどきしたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られている。しかし演奏には高度な技術が必要で、当時ゴルトベルクは14歳の少年であったことなどから逸話については懐疑的な見方が多い。
 
[[ピアノ]]が主流となった時代から20世紀初頭まで演奏されることは少なかったが、[[ワンダ・ランドフスカ]]がモダンチェンバロによる演奏を録音し、高く評価された。[[グレン・グールド]]はレコード会社に反対されながらもデビュー盤にこの曲を選択、1956年にリリースされたピアノ演奏のレコードは世界的な大ヒットとなった<ref>{{YouTube|2XwojDoY3yQ|Glenn Gould - J-S Bach - Goldberg Variations ( 1955 )}}(追加日: 2012年6月16日)</ref>
 
グールドのデビュー盤以来、変奏曲としては長大で、しかも高度な[[対位法]]技術を用いて作られた難解なこの曲が脚光を浴び、チェンバロやピアノのみならず、編曲を施して[[ギター]]や[[弦楽合奏]]などの種々の編成、さらに[[ジャズ]]でも演奏されるようになっている。