「トレハロース」の版間の差分

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[[酵母]]を培養し抽出する製法が行なわれていたが1kg数万円と高価であるため、一部の化粧品・試薬にしか使用されていなかった。
 
こでのため各種の製造法の開発競争が行なわれていたが[[1994年]]に岡山の[[デンプン]]糖化メーカーである[[林原グループ|林原]]の丸田和彦らが従来不可能といわれていたでん粉からの安価な大量生産法を確立し、その翌年より従来の約100分の1の価格である1kg数百円で発売を開始した<ref>{{cite news|url=http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000651004190001|title=百年企業 - 林原(岡山市北区)|date=2010-04-27|newspaper=asahi.com|accessdate=2010-12-02}}</ref>。
 
これはデンプンの還元末端をトレハロース構造に変えるグリコシルトレハロース生成酵素とそのトレハロース構造部分を切り離していくトレハロース[[遊離酵素]]の2つの酵素を作用させることで、でん粉から非常に高い収率で高純度のトレハロースを安価に大量生産することを可能としている<ref>{{cite journal|journal=Biosci. Biotechnol. Biochem.|year= 1995|volume=59|issue=10|pages=1829-1834|title=Formation of trehalose from maltooligosaccharides by a novel enzymatic system|author=Maruta, K.; Nakada, T.; Kubota, M.; Chaen, H.; Sugimoto, T.; Kurimoto, M.; Tsujisaka, Y.|pmid=8534970|naid=110002677769}}</ref>。