「ラフテレーンクレーン」の版間の差分

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{{Pathnav|クレーン|移動式クレーン|frame=1}}
[[画像:Kato-mr-100lsp-v.jpg|thumb|right|250px|移動中のラフテレーンクレーン]]
[[Image:Rough terrain crane under work.JPG|thumb|right|250px|作業中のラフテレーンクレーン]]
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== 解説 ==
ラフテレーンクレーンはラフタークレーンとも呼ばれており、ホイールクレーンに属している。1つのエンジンを駆動源として走行、旋回、吊り上げなど全ての動作を行うところは[[クローラークレーン]]と似ている。[[四輪駆動]]、[[四輪操舵]]システムを装備しているため、悪路や狭路でも走行・作業に対応できる。しかし、走行性能を高くすると強力なブレーキの装着が必要となり急ブレーキをかけるとブームが地面と接触して横転等の危険が高くなるため、ほとんどのメーカーは、最高速度が50km/h(カタログ公表では49km/h)までしか出せないようにしている、そのためエンジンがたいていの場合同程度の重量のトラックよりも小さく(25トン吊りの場合、4トントラック用のエンジンで26トンほど重量のある車両を動かすことになる)結果、車両のコストダウンとなっているが、[[公道]]を走行すると後方の車線が[[渋滞]]する原因を作ってしまうことが多い。また、大型のものは全長(12mまで)や全幅(2.5m(2.5mまで)、[[重量]](20tまで)など[[道路法に基づく車両の制限|制限]]を超えるため、公道の走行には[[道路管理者]]の[[特殊車両通行許可]]が必要となる。一部の大型車種については前後に[[誘導車]]を付けて、夜間しか走行できない車もある。しかし、通行許可の手続きは[[インターネット]]申請などで簡単になった。ほとんどの車両は1人乗りであるが、運転席後部に座席を設けた2人乗りの車両も存在する。
 
== 操作 ==
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== 能力 ==
ラフテレンクレーンは、吊り上げ能力が2t~10t2t〜10t、25t、50t、70tクラスとバリエーションも豊富で、4.9t以下なら小型移動式クレーンと呼ばれている。装備しているブーム(人間の腕のような役割で物を持ち上げるときの基本となる部分)はテレスコピックブーム(伸縮式で基本となるブームの中にサイズの順番ごとにブームが納められている)であるので、ブームの組み立てが不要であり、現場到着後ブームとアウトリガーを伸ばせば作業が即可能な状態になり、また作業終了後ブームとアウトリガーを収納すればそのまま現場から帰ることができる。ブームの起伏はブーム起伏シリンダーによって行われている。
 
ブームは、長い箱状(四角形、五角形・六角形・八角形、格子型(ラチス式)など)の柱状になっていて、ベース部分から細いものまでが数段階に分けて収められたロッド形状で、ラジオのアンテナのように伸縮するタイプであるので、2段、3段となり先端部分になればなるほど細くなっている。ブームは最大で40mを超えるものがあるが、これを6m~10mぐらい(クラスによって異なる)までのもとの長さに収めることができるため、公道の走行が可能。ブーム先端にはジブ(ブームを延長するもの)が取り付けられることもある。これによって角度を変えて作業することもでき、また必要に応じて、上部ジブの先端に補助ジブを備えることもできる。ジブは折り曲げてブームの側面などに格納できるものが主流。
 
== 運転免許 ==
吊り上げ荷重5t以上の移動式クレーン(ラフテレーンクレーンを含む)の運転・操作には[[移動式クレーン運転士]]の[[免許]]が必要。つり上げ荷重1トン以上5トン未満のものについては、小型移動式クレーン運転[[技能講習による資格一覧|技能講習]]修了が必要、つり上げ荷重0.5トン以上1トン未満のものについては、小型移動式クレーンの運転の業務にかかわる[[特別教育による資格一覧|特別教育]]修了が必要となる。また、公道を走行する際には[[大型特殊免許]]が別途必要となる。
 
== 主なメーカー ==