「サルト・サーキット」の版間の差分

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<!-- 順序が逆(建設されたのはブガッティの方が後)→「サルト・サーキット」の大部分は公道を使用するが、レースを開催する上で必要な設備は「ブガッティ・サーキット」の設備を使用している。-->
=== 常設区間1 ===
ホームストレートから緩やかな'''ダンロップ・カーブ'''(Courbe Dunlop)を駆け上ると、丘の上に左・右の'''ダンロップ・シケイン'''(Chicane Dunlop)がある。シケイン出口の歩道橋([[ダンロップ]]ブリッジ)をくぐると下り坂になり、ブガッティ・サーキットのシャペル・ヘアピン(Virage de La Chapelle {{ウィキ座標|47|57|32.48|N|0|12|54.53|E|scale:5000|座標}})からサルト・サーキット専用の常設区間に分岐する。この一帯はコースサイドに広いグラベルベッドが用意されている。
 
高速S字の'''森のエス'''(Esses de la Foret {{ウィキ座標|47|57|36.39|N|0|13|3.38|E|scale:5000|座標}})を抜けると複合右コーナーの'''テルトル・ルージュ'''(Virage du Tertre Rouge {{ウィキ座標|47|57|41.08|N|0|13|33|E|scale:5000|座標}})。「赤い丘」という意味で、ここを整備した際に地面が赤かったことから命名された<ref name="tms1"/>。あとに長いストレートが控えているため、脱出速度が重要視される。このコーナーの出口で一般道に合流する。
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=== 常設区間2 ===
'''ポルシェ・カーブ<ref name="corner2">ポルシェカーブとフォードシケインはそれぞれ[[ポルシェ]]と[[フォード・モーター|フォード]]がコース改修資金を提供したことから命名された。</ref>'''(Virage Porsche {{ウィキ座標|47|55|35|N|0|12|32.31|E|scale:5000|座標}})の手前から一般道を離れ、サルト・サーキット専用の常設区間に戻る。ポルシェ・カーブの先はポント(Virage du Pont)、コルベット(Virage Corvette)、カーティング(Virage du Karting)、メゾン・ブランシュ<ref>コース脇に白壁の建物があることから。「ホワイトハウス・コーナー」とも呼ばれる。</ref>(Chicane Maison-Blanche)と左右に高速スラロームが続く。常設区間ながらランオフエリアが狭く、両側にコンクリートウォールが迫っている。
 
最終セクションは2連続シケインを左・右・左・右と切り返す'''フォード・シケイン<ref name="corner2"/>'''(Chicane Ford)で、フォード"S"("S" Ford)或いは接続コーナー(Virage du Raccordement)とも呼ばれる<ref name="tms3">"[http://ms.toyota.co.jp/jp/wec/special/circuit-de-la-sarthe-03.html サルト・サーキット徹底攻略「名勝負の舞台、ル・マン24時間サーキットを巡る」(3/4)]". トヨタ・モータースポーツ.(2013年)2013年6月11日閲覧。</ref>。2つめのシケインでブガッティ・サーキットの最終コーナーと合流し、ホームストレートへと立ち上がっていく。コントロールラインは最終コーナー寄りにある。なお、ピットロード入り口はシケイン手前から分岐する。ル・マンのルール上、スタートは2列の[[ローリングスタート]]が採用されるが、フォード・シケインでは隊列を維持することが難しく、先頭集団に限ってはコントロールライン手前から1列になる。