「テクネチウム」の版間の差分

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* [[1828年]]、白金鉱石から発見された元素が43番元素であると発表し、''' ポリニウム ''' (polinium) という名前がつけられた。しかし、この元素の正体は不純物が混入した[[イリジウム]]であることがわかった。
* [[1846年]]、43番元素が発見されたという報告が入り、''' イルメニウム ''' (ilmenium) という名前がつけられた。しかしこの元素の正体は不純物が混入した[[ニオブ]]であることがわかった。この誤りは[[1847年]]まで繰り返された。
* [[ドミトリ・メンデレーエフ|メンデレーエフ]]はこの43番元素をマンガンの1マス下にあることからeka-「エカマンガンと名付けた。
* [[1877年]]、ロシアの科学者セルゲイ・カーンが白金鉱石から43番元素を発見したと報告。カーンは有名なイギリスの科学者[[ハンフリー・デービー]]にちなんで'''デビウム''' (dabyum) と名付けた。しかし、それは[[ロジウム]]、イリジウム、[[鉄]]の混合物であることが判明した。
* [[1908年]](明治40年)、[[小川正孝]]が43番元素を発見したと発表、'''ニッポニウム''' (nipponium, Np) と命名したが、後に43番元素は[[地球]]上には存在しない(半減期が短いため、地球が誕生してから現在までにほぼ全てのテクネチウムが[[崩壊]]している)ことが判明したためこれは取り消され、[[元素記号]]として使用される予定だった Np も[[ネプツニウム]]に使用された。現在、小川正孝の発見は75番の[[レニウム]]だったと考えられている。当時まだ75番元素は発見されていなかった。