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サイズウェルAはサイズウェルの北の洪水位より上の低台地上の99ヘクタールの敷地に存在する。堅固な始新世の{{仮リンク|ロンドン粘土層|en|London Clay}}の上に更新世の岩盤があり、その上の{{仮リンク|ノリッジクラッグ層|en|Norwich Crag Formation}}と{{仮リンク|レッドクラッグ層|en|Red Crag Formation}}の表土の上に建設されている。このクラッグは中密度から高密度の砂と薄い粘土と沈泥の層から構成されており、地下60m程度の深さまで伸びている。
発電所への交通手段は道路での交通であり、一番近い鉄道は1マイル内陸のサイズウェル停車場である。この駅からカンブリア州のセラフィールドに照射済み燃料を輸送するための待避線が引かれている。
{{仮リンク|中央発電局|en|Central Electricity Generating Board}}のミッドランドプロジェクトグループが計画の策定と運用を行った。主契約は1960年11月に行われ、建設作業は1961年4月1日に始まった。[[イングリッシュ・エレクトリック]]、{{仮リンク|バブコック・インターナショナル|en|Babcock International}}、{{仮リンク|テイラー・ウッドロウ|en|Taylor Woodrow}}によるコンソーシアムである英国原子力設計建設(British Nuclear Design and Construction)が建設を請け負った<ref>[http://www.dalton.manchester.ac.uk/aboutus/reports/papers/uk_consortia1b.pdf The UK Magnox and AGR Power Station Projects]</ref>。原子炉とタービンは[[イングリッシュ・エレクトリック]]が供給している<ref name=plants>[http://www.industcards.com/nuclear-uk.htm Nuclear Power Plants in the UK]</ref>。当初の予算は5600万ポンドであったが、インフレのために6500万ポンドに増加している<ref name=nei>[http://www.neimagazine.com/story.asp?sectionCode=76&storyCode=2043403 Night falls on Sizewell A], ''Nuclear Engineering International'', 2 April 2007</ref>。
原子炉と
40年の運用寿命の間、110TWhの電力を生産し、これはイングランドとウェールズの6か月分の電力需要に相当する<ref>{{cite web | url= http://www.magnoxsouthsites.com/about-us/our-sites/sizewell-a | title= Magnox South Sites: Sizewell A | publisher= [[Magnox South Ltd]] | accessdate= 2008-11-02 }}</ref>。1号機は1966年3月21日から、2号機は9月15日から運転を開始し、1967年4月7日に公式に開所した。▼
タービン建屋は7.9mの深さの鉄
設計総発電出力は650MWであったものの、1969年に内部の炉心部品の酸化速度を遅らせるために合計発電容量が500MWに減らされている。全力の場合80MWは動作用の電力として利用されたため、正味の出力は420MWであった。▼
ポンプ建屋は410m沖から2本の3mの直径のトンネルを通して海水を取り入れ、時間当たり2700万ガロンの冷却水を供給した。この水は同様のトンネルを通して107m沖の海に戻された。▼
▲発電所は原子炉2基で熱出力が合計1000MWのマグノックス炉で、それぞれの炉が4機づつ、計8機のボイラーに熱を供給していた。ボイラーで発生した蒸気は325MWの発電能力を持つターボ発電機2機に供給されており、当初の設計総発電出力は650MWであった
▲原子炉とそのボイラーの基礎部は平方フィートあたり3.5トンの正味面圧で設計された厚さ2.4mの鉄筋コンクリートであった。生体遮蔽は高さ30.5mで厚さが3-4.3mの間であり、それぞれの炉の上部遮蔽は複合金属と鉄筋コンクリート製で3.7mの厚さであった。2機の原子炉は建物コストの削減のために1個のビルに格納されていた。
▲40年の運用寿命の間、110TWhの電力を生産し、これはイングランドとウェールズの6か月分の電力需要に相当する<ref>{{cite web | url= http://www.magnoxsouthsites.com/about-us/our-sites/sizewell-a | title= Magnox South Sites: Sizewell A | publisher= [[Magnox South Ltd]] | accessdate= 2008-11-02 }}</ref>。1号機は1966年3月21日から、2号機は9月15日から運転を開始し、1967年4月7日に公式に開所した。
▲タービン建屋は鉄骨のアルミニウム覆いのビルで、面積は115.8m×48.8mで高さは27.4mで、基部は7.9mの深さの鉄筋コンクリートになっている。基礎は平方フィートあたり3トンの最大面圧で設計された独立した布基礎であった。
▲ポンプ建屋は410m沖から2本の3mの直径のトンネルを通して海水を取り入れ、時間当たり2700万ガロンの冷却水を供給した。この水は同様のトンネルを通して107m沖の海に戻された。
発電所は2006年12月31日に運
▲発電所は2006年12月31日に運用を終了した<ref name=nei/>。[[原子力廃止措置機関]](NDA)が契約によりサイズウェルAの廃止措置に責任を負っており、予算は120億ポンドである。
2007年1月7日、廃止を行っている請負業者が彼らが服を洗濯する洗濯階の床への水漏れに気づいた。この水は使用済み核燃料の貯蔵池からの冷却水であり、アラームを反応させることなく30cmも水位が低下していたことが判明した。配管の4.6mの割れ目から
なお、サイズウェルAは[[トーマス・ドルビー]]のミュージックビデオ{{仮リンク|Europa and The Pirate Twins|en|Europa and The Pirate Twins}}のロケ地になっている。▼
▲サイズウェルAは[[トーマス・ドルビー]]のミュージックビデオ{{仮リンク|Europa and The Pirate Twins|en|Europa and The Pirate Twins}}のロケ地になっている。
== サイズウェルB原子力発電所 ==
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